Dribs and Drabs

The author hereby agrees to cover each and every topic that caught his attention.

[本]正高信男『0歳児がことばを獲得するとき―行動学からのアプローチ』中公新書

0歳児がことばを獲得するとき―行動学からのアプローチ (中公新書)作者: 正高信男出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1993/06/01メディア: 新書 クリック: 1回この商品を含むブログ (11件) を見る子供を育てる親として,もうすぐ新たに子供を向かい入れる者…

[本]小倉貞男『物語 ヴェトナムの歴史 一億人国家のダイナミズム』中公新書

以前読んだ小倉紀蔵『朝鮮思想全史』ちくま新書のあとがきに わたしの亡き父がかつてヴェトナムの歴史に関する新書を書いたとき,できあがった本があまりにも(非常識なほど)分厚いので,「新書でこんな分厚い本を書いてどうするんだ」とわたしは思い,その…

[本]井上真琴『図書館に訊け!』ちくま新書

図書館に訊け! (ちくま新書)作者: 井上真琴出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2004/08/06メディア: 新書購入: 4人 クリック: 295回この商品を含むブログ (83件) を見る大学図書館に勤務し,「図書館という存在は『人類の巨大なレファレンス・ブック』だ」と…

[本]細谷雄一『国際秩序 - 18世紀ヨーロッパから21世紀アジアへ』中公新書

国際秩序 - 18世紀ヨーロッパから21世紀アジアへ (中公新書)作者: 細谷雄一出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2012/11/22メディア: 新書 クリック: 16回この商品を含むブログ (22件) を見る細谷雄一らしい,参考文献が懇切に付与され,そして丁寧が議論…

[本]佐々木健一『美学への招待』中公新書

漱石の『吾輩は猫である』の中での美学者・迷亭は,法螺話で人をかついでばかりの人物なのですが,それを読んで以来(つまりは14歳ぐらいのときから),「美学」というものがずっと気になっていました。で,読んでみたこの本。そういえば同じ著者の『タイト…

[本]津川友介『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』東洋経済新報社

世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事作者: 津川友介出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2018/04/13メディア: 単行本この商品を含むブログを見る何をもって「科学的」かと言ってると,著者によれば, 医学研究では,大きく分けて①ランダム化比…

[本]鈴木美勝 『日本の戦略外交』ちくま新書

日本の戦略外交 (ちくま新書 1236)作者: 鈴木美勝出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2017/02/06メディア: 新書この商品を含むブログ (2件) を見る高坂正堯『国際政治 - 恐怖と希望』中公新書のような「一般的」な本も面白いのであるが,あるいは福永文夫『日…

[本]杉田浩一『「こつ」の科学―調理の疑問に答える』柴田書店

もともと『Cooking for Geeks』を買ったときに求めていた内容が,この本にコンパクトにまとめられていた,という感じですね。「こつ」の科学―調理の疑問に答える作者: 杉田浩一出版社/メーカー: 柴田書店発売日: 2006/11/01メディア: 単行本購入: 7人 クリッ…

[本]高坂正堯『国際政治 - 恐怖と希望』中公新書

ここ(最近の読書を通じて思ったこと - 主に「反権力の権力化」ついて - Dribs and Drabs)で書いた『外交感覚』の高坂正堯が,国際政治に関する自らの考えを「改めて」「一般的に」考えてまとめたのが,この『国際政治』であります。国際政治 - 恐怖と希望 …

[本]福永文夫『日本占領史1945-1952 - 東京・ワシントン・沖縄』中公新書

日本占領史1945-1952 - 東京・ワシントン・沖縄 (中公新書)作者: 福永文夫出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2014/12/19メディア: 新書この商品を含むブログ (12件) を見る「あとがき」で著者はこう述べます。 本書では,二つのことを問いかけた。一つは…

[本]細谷雄一『安保論争』ちくま新書

「安保論争」といって,「1960年代の」ではなく「2015年の」,である。「集団的自衛権」という言葉だけが独り歩きした感のある2015年の「安全保障関連法」に関して肯定的な評価をする著者が,その必要性について,歴史的・現代的な背景を踏まえながら,丁寧…

[本]日本再建イニシアチブ『民主党政権 失敗の検証 - 日本政治は何を活かすか』中公新書

『現代日本の地政学』に続いて,日本再建イニシアチブの書いたものを読んでみました。民主党政権 失敗の検証 - 日本政治は何を活かすか (中公新書)作者: 日本再建イニシアティブ出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2013/09/21メディア: 新書この商品を含…

[本]保井俊之『保険金不払い問題と日本の保険行政-指向転換はなぜ起こったのか』日本評論社

保険金不払い問題と日本の保険行政: 指向転換はなぜ起こったのか作者: 保井俊之出版社/メーカー: 日本評論社発売日: 2011/08/10メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログを見る件の保険金不払い問題に対する包括的な分析ではあるが,ジャーナリス…

[本]日本再建イニシアティブ『現代日本の地政学 - 13のリスクと地経学の時代』中公新書

独立系シンクタンク「日本再建イニシアティブ」による著書で,中公新書からは『民主党政権 失敗の検証 - 日本政治は何を活かすか』に次ぐもの。地政学に対する自分の興味が強まっている中で(地政学について知りたい - Dribs and Drabs),「現代の」「日本…

[本]藤田博司『「集合と位相」をなぜ学ぶのか ― 数学の基礎として根づくまでの歴史』技術評論社

「集合と位相」をなぜ学ぶのか ― 数学の基礎として根づくまでの歴史作者: 藤田博司出版社/メーカー: 技術評論社発売日: 2018/03/06メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (1件) を見る確かにこれはユニークな本であって,著者が言うように …

[本]トム・ヴァンダービルト『となりの車線はなぜスイスイ進むのか?――交通の科学』早川書房

期待していたような「交通の科学」の本ではなかった(エンジニアリングというよりは心理学的寄りだった)し,洋物の本でたまにある,「なんか構成がよく分からなくて話題が散発的に続いている」感じの本であった。となりの車線はなぜスイスイ進むのか?――交通…

[本]高階秀爾『近代絵画史』中公新書

「もっと深く絵画を理解したい」という気持ちはずっと抱いていました。この本を読もうと思ったのは,それがきっかけです。カラー版 - 近代絵画史(上) 増補版 - ロマン主義、印象派、ゴッホ (中公新書)作者: 高階秀爾出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 20…

[本]坂野潤治『日本近代史』ちくま新書

朝鮮思想史,三国志と読んだので,つぎは日本史の本を読んでみようと思い手にとったのですが,無知な僕には敷居が高うございました。(書店で立ち読みした時点で分かれよ,という話ですが。)日本近代史 (ちくま新書)作者: 坂野潤治出版社/メーカー: 筑摩書…

[本]清水真人『財務省と政治 - 「最強官庁」の虚像と実像』中公新書

財務省の文書改竄事件で盛り上がる今,読むべき本はこれでしょうと思って手に取りました。そういう意味で期待していた内容とは違っていたのですが,まぁそうじゃなくても面白かった。そのタイトル通り,財務省(あるいは旧大蔵省)が政治のプロセスにいかに…

[本]横山光輝『三国志』潮漫画文庫

これまた本当に今さらなんですが,横山光輝の『三国志』を読みました。三国志 (1) 桃園の誓い (希望コミックス (16))作者: 横山光輝出版社/メーカー: 潮出版社発売日: 1974/04/01メディア: コミック クリック: 5回この商品を含むブログ (21件) を見るAmazon…

[本]久保拓弥『データ解析のための統計モデリング入門――一般化線形モデル・階層ベイズモデル・MCMC』 岩波書店

喫緊の必要性があるわけでもないんですけどね。この方に影響されて(データサイエンティストもしくは機械学習エンジニアを目指すならお薦めの初級者向け6冊&中級者向け15冊(2017年春版) - 六本木で働くデータサイエンティストのブログ),いわゆる「みど…

[本]菅原潤『京都学派』講談社現代新書

曲がりなりにも京都の大学に通い,そして1ページでもあっても西田幾多郎の『善の研究』を読んだ身としては,本書を読まずにはいられませんでした。「京都学派」なる言葉はうっすらと聞いた記憶がありながらも,そこに属する人たちが第二次世界大戦後に「好戦…

[本]小倉紀蔵『朝鮮思想全史』ちくま新書

その厚さに,本屋で見かけたときに怯んだのは事実なんですが,「面白そう」という気持ちが勝って読んでみました。いろいろと不可解なことがあり起こっている「彼ら」のものの考え方や思考様式を理解したい,というのがモチベーションでした。朝鮮思想全史 (…

[本]一松信『改訂新版 暗号の数理―作り方と解読の原理』ブルーバックス

暗号の数理といえば,なんとなく知っているのは「公開鍵と秘密鍵,素数と素因数分解」という程度なんですが,この本はサブタイトルにある通り「作り方と解読の原理」をちょっと踏み込んで(「P問題とNP問題」「フェルマーの小定理」などを持ち出して)解説し…

[本]森下典子『日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』新潮文庫

人から本を勧められることも少ないし,勧められても実際に読んでみることは少ないのですが,これは違いました。で,読んでよかった。日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ (新潮文庫)作者: 森下典子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/10/28メデ…

[本]トーマス・トウェイツ『ゼロからトースターを作ってみた結果』新潮文庫

原著が出版されたのが2011年,この文庫版が出たのが2015年なので,本当に「今さらながら」なのですが,読んでみました。ゼロからトースターを作ってみた結果 (新潮文庫)作者: トーマストウェイツ,Thomas Thwaites,村井理子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 20…

[本]篠田英朗『平和構築入門:その思想と方法を問いなおす』ちくま新書

著者のブログを愛読しているし(「平和構築」を専門にする国際政治学者),かつて著者の他の著作も読んでいるので(最近の読書を通じて思ったこと - 主に「反権力の権力化」ついて - Dribs and Drabs),という軽い気持ちで手に取ったこの本です。が,著作の…

[本]結城浩『プログラマの数学 第2版』SBクリエイティブ

結城浩のTwitterアカウントをフォローしている程度にファンである身として,読んでみました。 プログラマの数学第2版 作者: 結城浩 出版社/メーカー: SBクリエイティブ 発売日: 2018/01/17 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (3件) を見る 内容は以下の…

[本]赤瀬達三『駅をデザインする』ちくま新書

使い慣れていると「こんなもんか」と思ってしまいがちですが,こうやって読んでみると,日本の鉄道駅がなぜ不快で不便なのか,そしてなぜ改善されないばかりか改悪の方向に向かっているのか,おぼろげに分かってきますね。 駅をデザインする (ちくま新書) 作…

[本]山本芳久『トマス・アクィナス 理性と神秘』岩波新書

Twitter界隈で非常に盛り上がっている印象を受けまして,興味本位で手を出してみました。が,そういうたぐいの本ではなかった。 トマス・アクィナス――理性と神秘 (岩波新書) 作者: 山本芳久 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2017/12/21 メディア: 新書 こ…