Dribs and Drabs

The author hereby agrees to cover each and every topic that caught his attention.

[本]篠田英朗『平和構築入門:その思想と方法を問いなおす』ちくま新書

著者のブログを愛読しているし(「平和構築」を専門にする国際政治学者),かつて著者の他の著作も読んでいるので(最近の読書を通じて思ったこと - 主に「反権力の権力化」ついて - Dribs and Drabs),という軽い気持ちで手に取ったこの本です。が,著作の…

[本]結城浩『プログラマの数学 第2版』SBクリエイティブ

結城浩のTwitterアカウントをフォローしている程度にファンである身として,読んでみました。 プログラマの数学第2版 作者: 結城浩 出版社/メーカー: SBクリエイティブ 発売日: 2018/01/17 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (3件) を見る 内容は以下の…

[本]赤瀬達三『駅をデザインする』ちくま新書

使い慣れていると「こんなもんか」と思ってしまいがちですが,こうやって読んでみると,日本の鉄道駅がなぜ不快で不便なのか,そしてなぜ改善されないばかりか改悪の方向に向かっているのか,おぼろげに分かってきますね。 駅をデザインする (ちくま新書) 作…

[本]山本芳久『トマス・アクィナス 理性と神秘』岩波新書

Twitter界隈で非常に盛り上がっている印象を受けまして,興味本位で手を出してみました。が,そういうたぐいの本ではなかった。 トマス・アクィナス――理性と神秘 (岩波新書) 作者: 山本芳久 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2017/12/21 メディア: 新書 こ…

[本]川畑秀明『脳は美をどう感じるか―アートの脳科学』ちくま新書

このタイトルじゃなかったら,もうちょっと素直に内容が楽しめたんじゃないかな,と思います。 脳は美をどう感じるか―アートの脳科学 (ちくま新書) 作者: 川畑秀明 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2012/10/01 メディア: 新書 購入: 10人 クリック: 198回…

[本]待鳥聡史『代議制民主主義 - 「民意」と「政治家」を問い直す』中公新書

たしかこの本([本]近藤康史『分解するイギリス: 民主主義モデルの漂流』ちくま新書 - Dribs and Drabs)を読んでの流れで,この本を手にするに至りました。 代議制民主主義 - 「民意」と「政治家」を問い直す (中公新書) 作者: 待鳥聡史 出版社/メーカー:…

[本]クルーグマン『International Economics: Theory and Policy, Global Edition』Kindle版が無料

Twitterで見かけた話題ですが,クルーグマンの『International Economics: Theory and Policy, Global Edition』第11版のKindle版が,なぜか無料。今だけなのか永久になのかは分かりませんが,「同時に利用できる端末数: 出版社からの制限により、この本を同…

ABC予想の証明,そして買っていた本

今朝から話題になっていますね。 数学の超難問・ABC予想を「証明」 望月京大教授 | 朝日新聞http://www.asahi.com/articles/ASKDD5Q6MKDDPLBJ007.html 長年にわたって世界中の研究者を悩ませてきた数学の超難問「ABC予想」を証明したとする論文が、国際…

[本]リチャード P. ファインマン『ご冗談でしょう、ファインマンさん』岩波現代文庫

いまさらかよ,って感じですが,いまさら/ようやく読みました。きっかけは,やまもといちろう氏のツイッターでしたかFacebookアカウント(これ),要するに「若いときにこれ読んでたら人生変わっていたかも」という内容。 ご冗談でしょう、ファインマンさん…

地政学について知りたい

地政学とは Wikipediaによりますと,地政学とはこう定義されています。 地政学(ちせいがく、英: Geopolitics:ジオポリティクス、独: Geopolitik:ゲオポリティク、仏: Géopolitique:ジェオポリティク)は、地理的な環境が国家に与える政治的、軍事的、経…

[本]逢阪まさよし+DEEP案内編集部『「東京DEEP案内」が選ぶ 首都圏住みたくない街』駒草出版

これもたしかTwitterでその存在を知った本です。いやー,世の中に知らないことっていっぱいあるんですね……。ボリュームが大きいので一字一句は読んでないですが,眺めるだけでもお腹いっぱい,土地を見る目が変わりました。 「東京DEEP案内」が選ぶ 首都圏住…

[本]都筑卓司『新装版 四次元の世界―超空間から相対性理論へ』ブルーバックス

Twitterかどこかで目にしたので,買って読んでみました。 新装版 四次元の世界―超空間から相対性理論へ (ブルーバックス) 作者: 都筑卓司 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2002/08/20 メディア: 新書 購入: 3人 クリック: 48回 この商品を含むブログ (15件)…

[本]『How Google Works - 私たちの働き方とマネジメント』日経ビジネス人文庫

文庫になったので,ようやく読みました。で,期待通り面白かったです。 How Google Works(ハウ・グーグル・ワークス) 私たちの働き方とマネジメント (日経ビジネス人文庫) 作者: エリック・シュミット,ジョナサン・ローゼンバーグ,アラン・イーグル,ラリー・…

[音楽]Kamasi Washington "Truth"

14分以上にも及ぶ,Kamasi Washingtonの大作"Truth"。やっぱりこういうミニマリスティックな表現が好きなんだなぁ。

[音楽]ピエール・ブレーズが選ぶ「20世紀音楽の10大傑作」

だいぶ前に知人がFacebookでシェアしてたんですが,ピエール・ブレーズが選ぶ「20世紀音楽の10大傑作」だそうです。ストラヴィンスキー「春の祭典」とマーラーの交響曲第6番しか知らない。そして,ドビュッシー「海」が入っていないのが驚き。20世紀の音楽っ…

「Book For Two」|スターバックスに読まなくなった本を持っていった

スターバックスで「Book For Two」というのをやっておりまして……。要するに,スタバが回収した古本を専門家が査定・換金し,そのお金が目の不自由な方のためのオーディオブックの製作に役立てられのだそうです。 http://www.starbucks.co.jp/responsibility/…

[本]デイヴィッド・J・ハンド『「偶然」の統計学』ハヤカワ・ノンフィクション文庫〈数理を愉しむ〉シリーズ

「偶然」の統計学 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫〈数理を愉しむ〉シリーズ) 作者: デイヴィッド・J・ハンド,松井信彦 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2017/10/05 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (1件) を見る 内容紹介「ありえない」はずの出来…

[音楽]Four Tet "SW9 9SL"

Gilles Petersonの番組で耳にした,Four Tet "SW9 9SL"。Four TetことKieran Hebdenってロンドンの出身だから,この"SW9 9SL"もポストコードだと推測されるけれど,実際に地図で見ると,ライブハウスであるO2 Academy Brixtonが出てくる。何かゆかりがあるん…

[本]森本祐司,松平直之,植村信保『経済価値ベースの保険ERMの本質』きんざい

キャピタスコンサルティングの御三方による新刊です。 経済価値ベースの保険ERMの本質 作者: 森本祐司,松平直之,植村信保 出版社/メーカー: きんざい 発売日: 2017/10/31 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 保険ERM(Enterprise Risk Management)…

[本]近藤康史『分解するイギリス: 民主主義モデルの漂流』ちくま新書

2年3ヶ月間のイギリス滞在中に,スコットランド独立とEU離脱とふたつのレファレンダムを目の当たりにすると,否が応でもイギリスの政治あるいはそのシステムに興味を持たざるをえなかったわけで,改めてこんな本を手に取ってみました。 分解するイギリス: 民…

[本]田崎史郎『安倍官邸の正体』講談社現代新書

安倍官邸の正体 (講談社現代新書) 作者: 田崎史郎 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2014/12/17 メディア: 新書 この商品を含むブログ (5件) を見る 財務官僚は極めて優秀であり,議員会館を回って議員とよく話している。その優秀さと熱心さにおいて,他の省…

[本]岩崎育夫『物語 シンガポールの歴史』中公新書

シンガポール出張に先立ち 今の会社に入ってから6年半にして,初めてAPACの拠点があるシンガポールを訪れることになりまして,遅ればせながらこんな本を読んでみました。知らなかったことばっかりです。 物語 シンガポールの歴史 エリート開発主義国家の200…

ERMのコアは経済資本モデリングである!

とは言い切れないのが実務だと思うのですが,先日とある再保険会社のERMセミナーに参加しまして,その話の中心に経済資本モデリングがガッチリと置かれていたのが,とても興味深く思えました。 ERMというと「いろいろやらなきゃいけない,でも何からやってい…

生命表が l_x = 100000 から始まるわけ

実際の理由はわかりませんが。 Life Contingency の本を読んでいてふと思ったんですが,USとかUKの場合,Sum Insured が100,000ドル/ポンド(日本円だと1千万)という桁になるので,生命表が l_x = 100000 から始まっていると計算がしやすいなぁと。 サリー…

最近の読書を通じて思ったこと - 主に「反権力の権力化」ついて

イントロダクション 「25歳のとき左翼にならない人には心がない。35歳になってもまだ左翼のままの人には頭がない。」とウィンストン・チャーチルが言った,というのは間違いらしく,実際にチャーチルが言ったのは「20歳までに自由主義者でなければ情熱が足り…

金融庁における職員の募集(ちょっと前の話)

今年の6月28日付で金融庁のサイトにこんな募集が掲載されて,いつのまにかなくなっていたけれど,果たしてどんな人が採用されたのでしょう。 平成28年6月28日募集番号(28総02) 職員の募集 職種 金融庁における国際関連業務に従事する職員(課長補佐級/係…

Paul Embrechts "Risk Management: Then, Now and Tomorrow" - 第5世代のアクチュアリーとは

日本アクチュアリー会「平成28年度第4回例会」の資料だそうでして…… Paul Embrechts "Risk Management: Then, Now and Tomorrow"http://www.actuaries.jp/lib/meeting/reikai28-4-siryo.pdf バンキング・インダストリーを含めてのファイナンシャル・リスク・…

アクチュアリーとデータサイエンス - The CAS Institute の発足を今さら知った

CAS の "Future Fellow" というブログの最新エントリーは,アクチュアリーとデータサイエンス(あるいはデータサイエンティスト)との関係に触れる,ちょっと興味深いものでありますが,その中で「The CAS recently announced a partnership with The Instit…

メモ "R in Insurance 2016 Programme"

出席してみようと思っていますが,ひとまずメモ。 R in Insurance conference at Cass Business School in London, 11 July 2016http://www.r-bloggers.com/r-in-insurance-2016-programme/ Agenda [09:00 - 10:00] Keynote 1: (New) Challenges in Actuaria…

[論文]"Analyzing The Disconnect Between The Reinsurance Submission And Global Underwriter's Needs"

CASとIFOAとのワーキンググループが発表したレポート。再保険のサブミッションに含まれている情報と,再保険アンダーライターがプライシングに求める情報とのあいだには,開きがある。そのアンダーライターのニーズを理解し,適切な情報を提供することで,最…