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個人金融資産残高は過去最高の1645兆円|ニッセイ基礎研究所

ニッセイ基礎研究所: 資金循環統計(13年10-12月期)~個人金融資産残高は過去最高の1645兆円、前年比93兆円増
http://www.nli-research.co.jp/report/flash/2013/flash13_228.html

2013年12月末の個人金融資産残高は、前年比93兆円増の1645兆円となった 。残高は過去最高を大きく更新したことになる。一年間で資金の純流入が30兆円あったうえ、アベノミクス下の円安・株高を受けて時価が63兆円増加し、金融資産の大幅増加をもたらした。四半期ベースでは、前期末比で35兆円の増加となった。例年10-12月期は一般的な賞与支給月を含むことからフローで流入超過となる傾向があり、今回も19兆円の流入超過となった。また、年末にかけて円安・株高が進行したことに伴って時価が16兆円増加した。

ここだけ見ると,「やっぱり円安っていいじゃん」って読めるね。必ずしもそうでもないんだけど。

10-12月期の個人金融資産への資金流出入について詳細を見ると、リスク性資産については、投資信託への資金流入額が1.2兆円と過去2年の同時期を上回る水準となった一方で、株式・出資金からの流出額が4.1兆円に達し過去最高を記録するなど、まちまちの結果に。株式・出資金からの大量資金流出は、証券優遇税制廃止に伴う駆け込み売却の影響が大きかったためであり、この時期に家計が安全志向を強めたわけではないとみられる。個人投資家は年末にかけて株式を大きく売り越したが、新年入り後は買い越しが優勢になっている。

確かに,年末にいったん株のポジションを解消した人は多くいた感じがする。

その他,レポート本体を眺めて気づいた点や気になった点
  • (図表4)株価と為替の推移(月次終値)を見るかぎり,日経平均と円ドルレートは完全に相関しているね。
  • 「12月末以降の金融市場は新興国不安やクリミア情勢の緊迫化などから円高・株安基調で推移しているため、足元の金融資産残高は12月末からやや減少している可能性が高い」とのこと。
  • 国債保有状況を見ると、従来から最大の保有主体である預金取扱機関(銀行など)の保有高が8兆円減少する一方で、中央銀行(すなわち日銀)の保有高が13兆円増加し、銀行等の売りを吸収。結果、全体に占める中央銀行のシェアも18.6%(9月末17.3%)に上昇した。異次元緩和開始以降、日銀の存在感は急ピッチで高まっている。」とのこと。
  • 「今後も大幅な財政赤字の継続による国債残高増加が確実である一方、個人金融資産には高齢化による取り崩しという抑制要因があるため、中長期的にはいずれ両者が接近、逆転が予想されるという点は従来と変わらない」。これは注目しないとなー。
  • 「(民間非金融法人の)純借入金残高(借入金-現預金、121兆円)は9月末比で7兆円増加している。純借入金の残高はまだ12年末の水準にも及ばないが、直近の動きには、事業拡大に向けた企業の前向きな姿勢も垣間見える」ということで,企業のマインドは改善中ってとこですか。