Dribs and Drabs

ランダムな読書歴に成り果てた

川畑秀明『脳は美をどう感じるか:アートの脳科学』筑摩書房(ちくま新書)

このタイトルじゃなかったら,もうちょっと素直に内容が楽しめたんじゃないかな,と思います。 

脳は美をどう感じるか―アートの脳科学 (ちくま新書)

脳は美をどう感じるか―アートの脳科学 (ちくま新書)

 

「(もともとは哲学の範疇である)美学に対して,脳科学・心理学的なアプローチを試みる」「脳の働きから芸術を理解する」という角度にとても興味を惹かれたのですが,そのテーマに直接的に向かっていると感じられたのは「第1章 アートの脳科学とは何か」だけで,以降はその周辺的な話題を総花的に触れているだけのように感じてしまいました。

701.4