Dribs and Drabs

ランダムな読書歴に成り果てた

竹内薫 『「ファインマン物理学」を読む:量子力学と相対性理論を中心として』講談社(ブルーバックス)

本棚に『ファインマン物理学5 量子力学』が眠っていて,これ幸いと思って買って読んでみたけど,やっぱりダメだった。

いや,ダメだったのは自分の方で,この本に限らず他のこの手の本(特に数学系)を読んだときいつもそうなんだけど,「こういう内容をなんとしても理解したい」というパッションが沸かないし,なので「理解する」ために自分で手と頭を動かして読み進めようとしない。する気にならない。

中退したとはいえ旧帝大の理学部で数学を勉強しようとしていた人間としては,なんとなく「量子力学」みたいなものに憧れがあるし,「理解できてたらカッコいいかも」ってなふんわりしたイメージがあるけど,つまるところ自分が14歳ぐらいのときから自然科学(数学を含む)に対して抱いていた気持ちって,その程度の「ゆるふわ〜」なものだったんじゃなかろうかと,今さらながら思った次第。

あ,この本の竹内薫の口調は体が受け付けなかったな。