Dribs and Drabs

ランダムな読書歴に成り果てた

マーク・ピーターセン『日本人の英語』岩波書店(岩波新書)

何度も読んでいるけど,何度読んでも新たに学べる。というか,読んだ内容を忘れていってるだけなんだけど。 日本人の英語 (岩波新書)作者:マーク・ピーターセン岩波書店Amazon でもほんと,この本を読んでいるときは,自分が話したり書いたりする英語も少し…

マックG『チャーリーズ・エンジェル』

Netflixさまさまだな。妻が観たいというので付き合った,2000年の『チャーリーズ・エンジェル』。たまには(こういう時期には特に)こういうバカなのも必要だな……。 チャーリーズ・エンジェル(字幕版)キャメロン・ディアスAmazon 日本でも2000年公開だから,…

大栗博司『大栗先生の超弦理論入門 : 九次元世界にあった究極の理論』講談社(ブルーバックス)

前にも読んでいたはずだけど,再読したら「読んだことのない」話でいっぱいだった。記憶していないだけだけど……。 大栗先生の超弦理論入門 (ブルーバックス)作者:大栗 博司講談社Amazon 大栗先生の人柄が文章の至るところから垣間見えて,読んでいて気持ちが…

クリス・マルケル『ラ・ジュテ』

このコロナ禍の中でデートしているカップルを見ると,不思議な感覚に襲われる。ディストピアの中にいるふたり。何かの映画のようだけど,それが何かを思い出せない…。 という内容をFacebookに投稿したら,大学時代のシネフィルな友人から,一言だけコメント…

池谷裕二『パパは脳研究者 : 子どもを育てる脳科学』クレヨンハウス

家の本棚にあったから前に買ってたんだろうけど,いつどこで買ったのか思い出せない。 パパは脳研究者 子どもを育てる脳科学作者:池谷 裕二クレヨンハウスAmazon 子育てってこういう「発見する喜びに満ちた行為」だったんだよな,というのを思い出させてもら…

池谷裕二『単純な脳、複雑な「私」:または,自分を使い回しながら進化した脳をめぐる4つの講義』講談社(ブルーバックス)

著者自らがこの本(のもとになった高校生への講義)の特徴をこう語っている。 「脳のしくみの説明そのものよりも,「脳」を考えるプロセスに主眼を置いた」「脳が機能する意義とそれを支えるプロセスの意義。脳を今までとは違う視点で眺める……そのための姿勢…

三澤慶洋『図解・旅客機運航のメカニズム:航空機オペレーション入門』講談社(ブルーバックス)

「旅客機運航のメカニズム」ということで,まさに「運航」だし「オペレーション」の話だった。なんでこの本を買ったんだったっけな? 図解 旅客機運航のメカニズム 航空機オペレーション入門 (ブルーバックス)作者:三澤慶洋講談社Amazon

仲野徹『こわいもの知らずの病理学講義』晶文社

大阪大学医学部で教鞭をとる著者が、学生相手に行っている「病理学総論」の内容を、「近所のおっちゃん・おばちゃん」に読ませるつもりで書き下ろした、おもしろ病理学講義。しょもない雑談をかましながら病気のしくみを笑いとともに解説する、極上の知的エ…

エドワード・フレンケル『数学の大統一に挑む』文藝春秋

加藤文元『宇宙と宇宙をつなぐ数学』*1 の中の「ジグソーパズル」の話で登場していたこの本,なんとも面白かった。一般向けの本でここまで遠慮なく専門用語を使って,それでいて何かを感じとらせるのだから,すごい。本人の数学に対する「愛」もさることなが…

池谷裕二『進化しすぎた脳:中高生と語る「大脳生理学」の最前線』講談社(ブルーバックス)

池谷裕二の著書は初めて読んだけど,面白くて一気に読み進めた。あとがき(「ブルーバックス版刊行に寄せて」)にあるように,池谷の「テンポのよさ,潔さ,自身と勢い」がある。 進化しすぎた脳―中高生と語る「大脳生理学」の最前線 (ブルーバックス)作者:…