2026-03-01から1ヶ月間の記事一覧
アリストテレスの哲学 (岩波新書)作者:中畑 正志岩波書店Amazon このページ数にしてはだいぶ広範な内容をカバーしていると思う。最初の方は面白いと思ったんだけどなぁ。 x はじめに I アリストテレスはほんとうに重要なのか──知的探究の行程=方法 1 現代に…
哲学の誕生 ──ソクラテスとは何者か (ちくま学芸文庫)作者:納富信留筑摩書房Amazon ソクラテスの〈周辺〉をめぐる本。「無知の知」というフレーズに対する批判がいちばん面白かった。 まえがき 第一章 ソクラテスの死──プラトン「パイドン」の語り ソクラテ…
ドストエフスキ-の詩学 (ちくま学芸文庫 ハ 8-1)作者:ミハイル・バフチン筑摩書房Amazon 山形浩生(だったか)がTwitterでこの本を褒めていたから読んでみた。確かに面白い(月並みな感想)。 x 凡例 著者より 第一章 ドストエフスキーのポリフォニー小説お…
決断ーカンボジア72時間ー作者:吉田 正尚,長谷川 晶一主婦の友社Amazon 申し訳ないけど,野球の話がいちばん面白い。あと吉田の奥さんの数々のコメント。 共著ということになっているライター(長谷川)の〈私〉が前面に出てきているのが,違和感だな。か…
「分かりやすい文章」の技術 新装版 読み手を説得する18のテクニック (ブルーバックス)作者:藤沢晃治講談社Amazon 〈「分かりやすい文章」の技術〉が,分かりやすい文章で書かれていましたとさ。 x はじめに 第1章 「分かりにくい文章」がいっぱい! 真意…
ウィトゲンシュタインはこう考えた-哲学的思考の全軌跡1912~1951 (講談社現代新書 1675)作者:鬼界 彰夫講談社Amazon 入門書としては永井均の方がとっつきやすいかなぁ。これはこれで〈力作〉という感はあるし,面白いけど──特に序盤。『論理哲学論考』にフォ…
ヘ-ゲル『精神現象学』入門 (講談社選書メチエ 153)作者:長谷川 宏講談社Amazon NDCってガウスにもアインシュタインにも固有のコードは与えられていないのに,なんで哲学者はそうなっているんだろう,っていうのをつねづね思っているんだけど,それはともか…
シャノンの情報理論入門 価値ある情報を高速に、正確に送る (ブルーバックス)作者:高岡詠子講談社Amazon 最近話題のClaude,その名前の由来はクロード・シャノン──ということで,これを読んでみた。流し読みなので数式は追ってないけど,エッセンスは掴んだ…
イングリッシュネス作者:ケイト・フォックスみすず書房Amazon 原書の半分しか訳出していないし,そもそも原題は《Englishness》ではなかった。ジェレミー・パックスマンのコメントがちょいちょい出ていたのは面白かった。〈文化人類学〉臭をなくして全部訳出…
アルゴリズム思考術 問題解決の最強ツール (早川書房)作者:ブライアン クリスチャン,トム グリフィス早川書房Amazon タイトルに騙された──原書タイトルが《Algorithm to live by》で、こっちの方が内容のニュアンスよく伝えているよな(当然だけど)。 x は…
悪態の科学:あなたはなぜ口にしてしまうのか作者:エマ・バーン原書房Amazon 訳者は黒木章人さん──『Status and Culture』の人。もうちょっとLivelyな例が載っていると面白かったんだけど,先行研究をうまいことまとめました,みたいな感じになっている。 こ…
誰にもわかるハイデガー 文学部唯野教授・最終講義 (河出文庫)作者:筒井康隆河出書房新社Amazon ここにあるように『存在と時間』の本質が倫理的なもの──人間は死すべきものであり,それを不安に思うから良心を持とうとする──のだとしたら,頑張って読む意味…
逃走論―スキゾ・キッズの冒険 (ちくま文庫)作者:浅田 彰筑摩書房Amazon とりあえず,『逃走論』を読んだ,という事実はつくった。〈あとがき〉を読んで改めて思ったけど,浅田彰という人そのもの(あるいはその業績──のようなもの)自体が〈スキゾ〉なんだな…
「おたく」の精神史 一九八〇年代論 (星海社新書 78)作者:大塚 英志星海社Amazon オレが読んだのは講談社現代新書。『ぴあ』の話は(当事者のひとりとして)身につまされるものがある。でもこうやって読んでみると,〈80年代〉っていうのは自分にとってひと…