Dribs and Drabs

ランダムな読書歴に成り果てた

ヨーロッパ.西洋

村井翔『マーラー』音楽之友社(作曲家・人と作品シリーズ)

マーラー (作曲家・人と作品シリーズ)作者:村井 翔音楽之友社Amazon たしかにこのシリーズが「実力は執筆陣による渾身の書き下ろし」と謳うように,著者の熱意が伝わる伝記である。 「著者紹介」では「専門はフロイト,羅漢精神分析学と20世紀オーストリア文…

ジョン・ブランドラー, アレッサンドラ・マッタンザ『BANKSY』新星出版社

BANKSY作者:ジョン・ブランドラー,アレッサンドラ・マッタンザ新星出版社Amazon バンクシーの作品集で,ふたりの著者による分かったような分からないような要るような要らないような解説文がついている。僕自身はバンクシーの作品というか活動にそんなに惹か…

『Gerhard Richter: Drawings 1999-2021』HENI Publishing

Drawings 1999–2021作者:Newman, MichaelHeni PubAmazon ロンドンのSouthbank Centreでゲルハルト・リヒターのドローイング作品だけを集めたエキシビションが開催されているみたいで,そのカタログ。 Gerhard Richter: Drawings, 1999 – 2021 冒頭の解説にあ…

スイス政府『民間防衛:あらゆる危険から身を守る』原書房

Bookishなら必ずその存在を知っているであろうこの本。ようやく手にとってみた。 民間防衛ーあらゆる危険から身をまもる原書房Amazon 思っていたのとちょっと違っていたというか,最初は結構なページを割いて「精神論」を語っていて,たとえば われわれは,…

クリス・マルケル『ラ・ジュテ』

このコロナ禍の中でデートしているカップルを見ると,不思議な感覚に襲われる。ディストピアの中にいるふたり。何かの映画のようだけど,それが何かを思い出せない…。 という内容をFacebookに投稿したら,大学時代のシネフィルな友人から,一言だけコメント…

ヤロミル・イレシュ『冗談』

参考文献 というか,この本に書かれているものを日本語に訳した。 Czech and Slovak Cinema (Traditions in World Cinema) (English Edition)作者:Hames, PeterEdinburgh University PressAmazon サマリー 最も批判的な政治的映画は,Vojtěch Jasný の『All …

藤原正彦『遥かなるケンブリッジ:一数学者のイギリス』新潮社(新潮文庫)

遥かなるケンブリッジ―一数学者のイギリス (新潮文庫)作者:正彦, 藤原新潮社Amazon藤原正彦に関してはこれまで「その顔と髪で<品格>とか語るなよ」と思ってたし*1,そもそも数学者としての実績ってどうなのよと思ってたけど,このケンブリッジ滞在記は面白…

近藤康史『分解するイギリス:民主主義モデルの漂流』筑摩書房(ちくま新書)

2年3ヶ月間のイギリス滞在中に,スコットランド独立とEU離脱とふたつのレファレンダムを目の当たりにすると,否が応でもイギリスの政治あるいはそのシステムに興味を持たざるをえなかったわけで,改めてこんな本を手に取ってみました。 分解するイギリス: 民…

イギリスでのアクチュアリーの労働市場

小ネタ。イギリスでのアクチュアリーの労働市場がどんなものか,簡単に調べてみます。見たのは以下のサイト。 Actuarial Jobs in Londonhttp://www.theactuaryjobs.com/jobs/greater-london/ たとえば,こんなポジション Capital Modeling Actuary Sector Li…