地政学とは
Wikipediaによりますと,地政学とはこう定義されています。
地政学(ちせいがく、英: Geopolitics:ジオポリティクス、独: Geopolitik:ゲオポリティク、仏: Géopolitique:ジェオポリティク)は、地理的な環境が国家に与える政治的、軍事的、経済的な影響を、巨視的な視点で研究するものである。イギリス、ドイツ、アメリカ合衆国などで国家戦略に科学的根拠と正当性を与えることを目的として発達した。「地政学的」のように言葉として政治談議の中で聞かれることがある。
歴史学、政治学、地理学、経済学、軍事学、文化学、文明、宗教学、哲学などの様々な見地から研究を行う為、広範にわたる知識が不可欠となる。また、政治地理学とも関係がある。
以前買っていた本
きっかけは忘れましたが,地政学にもっと知りたいと思って以前買っていたのが,これでした。
- 作者: パスカル・ボニファス,ユベール・ヴェドリーヌ,佐藤絵里
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2016/09/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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Amazonのカスタマーレビューにある,この評が適切です。
表紙に「地政学最良の入門書」と記載されているのだが、地政学についてはほぼ解説がなされていない点。あくまでも本書は、地図を多用した世界情勢解説本であって、地政学を学べる本ではありません。また世界情勢解説本として見ても、類書に比べると情報量がかなり少ない印象です。装丁や中身のデザインはとても美しく、全体としておしゃれな感じの作りですので、その点だけは気に入りました。
新たに買った本
一方で,本屋に立ち寄ったら目について買って読んでみたこの本。「本書は現代の地政学の開祖マッキンダー、ドイツ地政学を代表するハウスホーファー、そしてマハンらによるアメリカ地政学を取り上げ、その歴史と考え方を紹介する」という,人を軸にしたところが,望んでいたのとはちょっとズレていた,という印象です。
何はともあれ,書影に帯を入れるのは本当にやめていただきたい。
うーむ
なにかちょうどいい本はないものですかねぇ……というかその前に,自分が「地政学」というものを通じて何を知りたいのかをもう少し明確にしたほうがいいのかもしれませんが。