Dribs and Drabs

ランダムな読書歴に成り果てた

武田俊太郎『量子コンピュータが本当にわかる!:第一線開発者がやさしく明かすしくみと可能性』技術評論社

山形浩生のブログでこの本を知った気がするんだけど,気のせいか?

いずれにしろ,非常に「分かった気にさせてくれる」のが上手い本で,話の展開も上手い.「計算機とは計算を物理現象に置き換えるもの」ということで(例えばソロバン),その「物理現象」が「古典物理学」じゃなくて「量子物理学」なのが量子コンピュータですよ,という.なるほどなるほど.

理論的なところと(量子コンピュータ作成にあたって)実践的なところがバランス良く,しかも基礎の基礎というところをカバーしてくれていて,良かった.

007.1