Dribs and Drabs

ランダムな読書歴に成り果てた

中野貴之『IFRS適用の知見:主要諸国と日本における強制適用・任意適用の分析』同文舘出版

海外主要諸国や日本でIFRSを実際に適用して何がわかったか? 気鋭の会計学研究者が分析し、これからの会計制度設計に資する証拠と、それに基づく知見を提示。「会計実務からみたIFRSの特徴」など、コラムも多数掲載。

IFRSの適用について,当初意図されていた「比較可能性の向上」みたいなことは本当に起こっているのか?というのを,他の研究をサーベイするかたちでまとめたもの。「第2部 主要諸国におけるIFRSの強制適用への制度対応」を読めば,各国それぞれ事情があるなかでIFRSを適用するに至ったということがよくわかる。

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