ここに書かれている内容をだいたい(幸運にも)把握していた自分にとっては,改めてこの「数学ガール」の文体で読んで得るものもなかったんだけど,たとえば自分の息子がそれなりの年齢になったときに,この本をワクワクしながら読み,そして物理学への第一歩を踏み出してくれるんだろうか? それともひねくれた父と同じように,斜に構えて唾棄するだけなんだろうか。
しかしまぁ,中年男性であるはずの著者が「にゃ」とか真面目に書いているかと思うと,ちょっと苦笑を禁じえないんだけどな。
そういえば,「万有引力を考える際に地球全体を一つの質点に見なせる理由」は,以下の本で解説されているらしい。
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