Dribs and Drabs

ランダムな読書歴に成り果てた

ポール・J・シルヴィア『できる研究者の論文生産術:どうすれば「たくさん」書けるのか』講談社

原題は『How to Write a Lot』とシンプルなのになんでこんな邦題になるのかと思うのだけど,「たくさん」書く方法についてはとにかく言い訳しないでスケジュールを決めて日々の生活の中に書くという行為を埋めて習慣化せよと。

「文体について」は「最低限のアドバイス」と銘打ってるだけに本当に最低限のアドバイス(セミコロンの使い方とか,ハイフンとenダッシュの違いとか)しかないのが残念なところなんだけど,これは参考文献を参考にしてそれに特化した本を読んでねというところか。

シンプルにまとまっていて,これはこれで読みやすいけれど,もっと突っ込んだ具体例がほしい……という人は『これから論文を書く若者のために』とかを読めばいいのかな。

816.5

できる研究者の論文生産術 : どうすれば「たくさん」書けるのか (講談社): 2015|書誌詳細|国立国会図書館サーチ