Dribs and Drabs

ランダムな読書歴に成り果てた

都市建築TOKYO編集委員会『都市建築TOKYO:超高層のあけぼのから都市再生前夜まで』鹿島出版会

面白そうだなと思って手にとってみたけれど,なんだかよく分からない。いや,その界隈の人にすれば大層価値のある書物なのかもしれないが,門外漢にとっては「内輪受け」や「自己満足」や「自己肯定」だけのような気がしなくもない。「都市建築」に対する批判的な視点の欠如が意識されるというかね。

ちなみに本書では「都市建築」を「東京都区部にあり,時代の公益的な思潮を切り拓く建築」と定義している。この定義からも,いやなフレーバーがするのだが……。

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都市建築TOKYO : 超高層のあけぼのから都市再生前夜まで (鹿島出版会): 2021|書誌詳細|国立国会図書館サーチ