Dribs and Drabs

ランダムな読書歴に成り果てた

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

小倉貞男『物語ヴェトナムの歴史:一億人国家のダイナミズム』中央公論社(中公新書)

以前読んだ小倉紀蔵『朝鮮思想全史』ちくま新書のあとがきに わたしの亡き父がかつてヴェトナムの歴史に関する新書を書いたとき,できあがった本があまりにも(非常識なほど)分厚いので,「新書でこんな分厚い本を書いてどうするんだ」とわたしは思い,その…

井上真琴『図書館に訊け!』筑摩書房(ちくま新書)

図書館に訊け! (ちくま新書)作者:井上 真琴筑摩書房Amazon大学図書館に勤務し,「図書館という存在は『人類の巨大なレファレンス・ブック』だ」と考える著者が,図書館の使い方を説く本。論文も書かず大学を辞めた自分にとって図書館とは,なんとなく入って…

細谷雄一『国際秩序:18世紀ヨーロッパから21世紀アジアへ』中央公論社(中公新書)

国際秩序 - 18世紀ヨーロッパから21世紀アジアへ (中公新書)作者:細谷 雄一中央公論新社Amazon細谷雄一らしい,参考文献が懇切に付与され,そして丁寧が議論がなされている本でありました。ただ,サブタイトルにある「18世紀ヨーロッパ」に関する記述が厚く…