Dribs and Drabs

ランダムな読書歴に成り果てた

3【社会科学】Social sciences

政治,法律,経済,統計,社会,教育,風俗習慣,国防

ロバート・J・シラー『投機バブル 根拠なき熱狂:アメリカ株式市場、暴落の必然』ダイヤモンド社

投機バブル 根拠なき熱狂―アメリカ株式市場、暴落の必然作者:ロバート・J. シラー発売日: 2001/01/01メディア: 単行本 異常なまでに高騰したアメリカの株価の、暴騰と暴落のメカニズムを解明する。FRB議長グリーンスパンの名言を軸に、乱高下する株価の秘密…

小島庸平『サラ金の歴史:消費者金融と日本社会』中公新書

サラ金の歴史-消費者金融と日本社会 (中公新書 2634)作者:小島 庸平発売日: 2021/02/20メディア: 新書 無意識的にもっと下賤な感じのものを期待してたけど,ぜんぜんそんなことはなくて,まっとうな研究の書だった.参考文献も充実してたし,著者も終章でこ…

パスカル・ボニファス『最新世界情勢地図』ディスカヴァー・トゥエンティワン

増補改訂版 最新 世界情勢地図作者:パスカル・ボニファス,ユベール・ヴェドリーヌ発売日: 2016/09/30メディア: 単行本(ソフトカバー) 装丁は綺麗になされているし,多く掲載されている地図も眺めていて楽しいんだけど,各項目に対する文章は「キャプション…

原彬久『戦後史のなかの日本社会党:その理想主義とは何であったのか』中公新書

戦後史のなかの日本社会党 その理想主義とは何であったのか (中公新書)作者:原彬久発売日: 2014/07/11メディア: Kindle版 読んだのに記録してなかったな. 牧久『昭和解体 : 国鉄分割・民営化30年目の真実』講談社 - Dribs and Drabs これを読んだあとで,こ…

松尾匡『新しい左翼入門:相克の運動史は超えられるか』講談社現代新書

どこでこの本を知ったのか覚えてないし,この著書の口調(なんだかなれなれしい)も好きじゃないんだけど,最後まで読み進めてしまった. 新しい左翼入門―相克の運動史は超えられるか (講談社現代新書)作者:松尾 匡発売日: 2012/07/18メディア: 新書 とりあ…

吉田敦『アフリカ経済の真実:資源開発と紛争の論理』ちくま新書

Twitterで見かけたので読んでみた. アフリカ経済の真実 ──資源開発と紛争の論理 (ちくま新書)作者:吉田敦発売日: 2020/07/17メディア: Kindle版 先進国が「開発」という名のもとで結果的にアフリカの人々を不幸にしている,アフリカにはダイヤモンドなどや…

リチャード・ホーフスタッター『アメリカの反知性主義』みすず書房

アメリカの反知性主義作者:リチャード・ホーフスタッター発売日: 2003/12/20メディア: 単行本 描きたいものは『ファンタジーランド』と同じなんだけど,だからこそ,この2段組で生真面目でサービス精神のかけらもないような本文を追いかけることはできなかっ…

ミヒル・A・デサイ『HOW FINANCE WORKS:ハーバード・ビジネス・スクールファイナンス講座』ダイヤモンド社

ファイナンスの本を読むのはめっちゃ久しぶりだ.... How Finance Works ハーバード・ビジネス・スクール ファイナンス講座作者:ミヒル・A・デサイ発売日: 2020/02/06メディア: Kindle版 この本を構成している内容は他のファイナンスの本とほとんど変わらな…

日経コンピュータ『システム障害はなぜ起きたか:みずほの教訓』日経BP社

最近またみずほでシステム障害障害*1が起きているので,読んでみたこの本. システム障害はなぜ起きたか~みずほの教訓発売日: 2002/06/03メディア: 単行本 「みずほフィナンシャルグループ」が2002年4月に引き起こした情報システム障害の真の原因を探り、こ…

横尾宣政『野村證券第2事業法人部』講談社+α文庫

野村證券第2事業法人部 (講談社+α文庫)作者:横尾 宣政発売日: 2019/07/20メディア: 文庫 サブタイトルをつけるなら,「それでもボクはやってない」。 もっとも活気があった1980年代の野村證券。トップセールスマンとして走り続け、「オリンパス巨額粉飾事件…

野間幹晴『退職給付に係る負債と企業行動:内部負債の実証分析』中央経済社

いつもの図書館に行ったらたまたま目に入って…。 退職給付に係る負債と企業行動作者:野間幹晴発売日: 2020/07/09メディア: 単行本 退職給付に係る負債が企業行動に与えるさまざまな影響とは。退職給付に係る負債の観点から日本企業がリスク回避的あるいは保…

東短リサーチ株式会社『東京マネー・マーケット』有斐閣選書

以前誰かが勧めてて,ようやく手にしてみた。 東京マネー・マーケット 第8版 (有斐閣選書)発売日: 2019/11/22メディア: 単行本(ソフトカバー) ある意味『現代の金融政策:理論と実際』と表裏をなす本で,東京のマネー・マーケットの現場の具体例や詳細がよ…

スイス政府『民間防衛:あらゆる危険から身を守る』原書房

Bookishなら必ずその存在を知っているであろうこの本。ようやく手にとってみた。 民間防衛ーあらゆる危険から身をまもる発売日: 2003/07/07メディア: 単行本(ソフトカバー) 思っていたのとちょっと違っていたというか,最初は結構なページを割いて「精神論…

伊東順子『韓国 現地からの報告:セウォル号事件から文在寅政権まで』ちくま新書

面白くて一気に読んでしまった。 韓国 現地からの報告 (ちくま新書)作者:伊東 順子発売日: 2020/03/06メディア: 新書 本当にタイトル通りで「韓国,現地からの報告」だし,それがカバーするのは「セウォル号事件から文在寅政権」までの時期(つまりはここ6-7…

深尾京司『世界経済史から見た日本の成長と停滞:1868-2018』岩波書店

何を思ったか妻が買ってた(知人に勧められたらしい)。 世界経済史から見た日本の成長と停滞――1868-2018 (一橋大学経済研究叢書 67)作者:深尾 京司発売日: 2020/03/25メディア: 単行本(ソフトカバー) 著者が「はしがき」で述べるように,「本書の目的は,…

デイヴィッド・ライアン『監視文化の誕生:社会に監視される時代から、ひとびとが進んで監視する時代へ』青土社

どこでこの本の存在を知ったんだっけ? そもそも自分は「監視」なんかに興味あったんだっけ? 監視文化の誕生 社会に監視される時代から、ひとびとが進んで監視する時代へ作者:デイヴィッド・ライアン発売日: 2019/04/24メディア: Kindle版 しかし「監視文化…

山口慎太郎『「家族の幸せ」の経済学:データ分析でわかった結婚、出産、子育ての真実』光文社新書

「家族の幸せ」の経済学 データ分析でわかった結婚、出産、子育ての真実 (光文社新書)作者:山口 慎太郎発売日: 2019/07/17メディア: 新書 第41回サントリー学芸賞受賞作。 第41回サントリー学芸賞決定 - Dribs and Drabs なんだけど,著者が中で何度も強調し…

大垣尚司『金融と法:企業ファイナンス入門』有斐閣

金融と法 -- 企業ファイナンス入門作者:大垣 尚司発売日: 2010/05/31メディア: 単行本(ソフトカバー) 一度読んでみたかった。と思ったら実は妻が持ってたということで,つまみ食い。 金融と企業ファイナンスの(基本的なところの)知識の整理になるし,金…

清水唯一朗『近代日本の官僚:維新官僚から学歴エリートへ』中公新書

近代日本の官僚 - 維新官僚から学歴エリートへ (中公新書)作者:清水 唯一朗発売日: 2013/04/24メディア: 新書 思ってたのと違ってた…。この「思ってたのと違ってた」感,この本のときと同じだ。 浅見雅男『皇族と天皇』ちくま新書 - Dribs and Drabs 原題の…

善教将大『維新支持の分析:ポピュリズムか,有権者の合理性か』有斐閣

維新支持の分析 -- ポピュリズムか,有権者の合理性か作者:善教 将大発売日: 2018/12/20メディア: 単行本 サントリー学芸賞政治・経済部門受賞作。 第41回サントリー学芸賞決定 - Dribs and Drabs なんだけど,同じような話がつづく印象,というか,構成に違…

マーク・マコーマック『ハーバードでは教えない実践経営学:ビジネス界の心理戦を勝ち抜け!』日本経済新聞出版社

ハーバードでは教えない実践経営学 (BEST OF BUSINESS)作者:マーク マコーマック発売日: 2007/06/23メディア: 単行本 アーノルド・パーマーと1960年に代理人契約を結び,今のIMGの礎を築いた男。というマーク・マコーマックを知ったのは,この本だったかな……

白川方明『現代の金融政策:理論と実際』日本経済新聞出版社

現代の金融政策―理論と実際作者:白川 方明メディア: 単行本 全体の分量は多いけど,ひとつひとつの文は簡素で引き締まっている。要するに「くどくど説明する」ってことがないけど,逆に言えば,まったくの初学者が本書で金融政策をゼロから学ぶのは難しいか…

松岡亮二『教育格差 : 階層・地域・学歴』ちくま新書

Twitterだけ見てるとすごい流行ってるし大名著みたいに見えるんですけど, 教育格差 ──階層・地域・学歴 (ちくま新書)作者:松岡亮二発売日: 2019/07/26メディア: Kindle版 まぁ確かに「教育格差」を生んでいる構造を丁寧・丹念に記述しているのはそうなんだ…

澤田晃宏『ルポ 技能実習生』ちくま新書

このテーマに特段の興味を持っていたわけではないけれど,買って読んでみた。 ルポ 技能実習生 (ちくま新書)作者:澤田晃宏発売日: 2020/05/15メディア: Kindle版 このテーマにまつわる状況が冷静にバランス良くまとめられていた。最後に韓国の状況についてま…

宮本みち子『若者が無縁化する:仕事・福祉・コミュニティでつなぐ』ちくま新書

タイトル通り,無煙化する若者ついて,さまざまな角度から丁寧に描写した本ではあるが,自分にとっては「だから何」という感じだった。 若者が無縁化する―仕事・福祉・コミュニティでつなぐ (ちくま新書)作者:宮本 みち子発売日: 2012/02/01メディア: 新書

三浦展『下流社会:新たな階層集団の出現』光文社新書

マーケティングの本だった。その背景や経緯をたどって深く掘り下げるというよりは,現代社会の表層のスナップショットを切り取るって感じの。 下流社会 新たな階層集団の出現 (光文社新書)作者:三浦 展発売日: 2005/09/20メディア: 新書

朱建栄『江沢民の中国:内側から見た「ポスト鄧小平」時代』中公新書

1994年に出版されたこの本。「過渡期の中国を分析するこの本の寿命は二・三年かも」と謙遜しているが,なかなかどうして,今(2020年)に読んでも十分に面白かった。 江沢民の中国―内側から見た「ポスト〓@68B0小平」時代 (中公新書)作者:朱 建栄メディア: …

フランシス・ウェルマン『反対尋問』ちくま学芸文庫

その手の人がちゃんと読むと非常に面白い本なのだろうが,素人が興味本位で読んだら最初の100ページぐらいで飽きてしまった。 反対尋問 (ちくま学芸文庫)作者:ウェルマン,フランシス発売日: 2019/03/08メディア: 文庫

小熊英二『日本社会のしくみ:雇用・教育・福祉の歴史社会学』講談社現代新書

小熊英二が現代的(と思えた)テーマに取り組んだのは意外に思えたけど,序章を読んだらやっぱりこれは小熊英二による小熊英二らしい本なんだなと思えた。あいかわらず「真面目」で「膨大」である。 日本社会のしくみ 雇用・教育・福祉の歴史社会学 (講談社…

藤原正彦『遥かなるケンブリッジ:一数学者のイギリス』新潮文庫

遥かなるケンブリッジ―一数学者のイギリス (新潮文庫)作者:正彦, 藤原発売日: 1994/06/29メディア: 文庫藤原正彦に関してはこれまで「その顔と髪で<品格>とか語るなよ」と思ってたし*1,そもそも数学者としての実績ってどうなのよと思ってたけど,このケン…