Dribs and Drabs

ランダムな読書歴に成り果てた

体育理論.体育学

アレックス・ハッチンソン『限界は何が決めるのか?:持久系アスリートのための耐久力の科学』TAC株式会社出版事業部

著者は,極端とも思える方法で人間の限界を押し広げていこうと突き進んだ人たちの物語を織り交ぜながら,過去から現在までの科学的知見を駆使し,人間の耐久力を決めるものや,痛み,筋肉,酸素,暑さと熱,のどの渇き,エネルギーといった肉体に影響する要…

リチャード・A・シュミット『運動学習とパフォーマンス:理論から実践へ』大修館書店

運動学習とパフォーマンス―理論から実践へ作者:リチャード・A. シュミット大修館書店Amazon 第1章 運動パフォーマンスと学習への入門 スキルに関する知識の応用 スキルの定義 スキルの多くの要素 スキルの分類 パフォーマンスと学習の理解 第I部 人間の熟練…

デイヴィッド・エプスタイン『スポーツ遺伝子は勝者を決めるか?:アスリートの科学』早川書房

スポーツ遺伝子は勝者を決めるか?──アスリートの科学 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)作者:デイヴィッド エプスタイン早川書房Amazon 後半はタイトルから想像されるような話(ケニアに長距離ランナーが多いとか,ジャマイカにはスプリンターが多いとか)。…

谷本道哉 編著・石井直方 監修『スポーツ科学の教科書:強くなる・うまくなる近道』岩波書店(岩波ジュニア新書)

スポーツ科学の教科書――強くなる・うまくなる近道 (岩波ジュニア新書)作者:谷本 道哉岩波書店Amazon コンパクトでありながら,そしてジュニア新書でありながら,中身の詰まった本であった。内容は運動生理学・解剖機能学・スポーツバイオメカニクス・トレー…

矢野龍彦, 金田伸夫, 織田淳太郎『ナンバ走り:古武術の動きを実践する』光文社(光文社新書)

ナンバ走り (光文社新書)作者:矢野 龍彦,金田 伸夫,織田 淳太郎光文社Amazon これも懐かしくて,図書館で借りて再読してみた。出版時(2003年)は自分も古武術的な身体運用法,特に甲野善紀がいうような予備動作のない動き,「捻らず」「うねらず」「踏ん張…

スコット・K・パワーズ『パワーズ運動生理学:体力と競技力向上のための理論と応用』メディカル・サイエンス・インターナショナル

パワーズ運動生理学 体力と競技力向上のための理論と応用メディカル・サイエンス・インターナショナルAmazon 例の豪華客船のコロナの件で一躍名を知られるようになった岩田先生。彼のブログでこの本の存在を知った。 パワーズ運動生理学。やはり教科書は大事…

トビアス・J・モスコウィッツ『オタクの行動経済学者、スポーツの裏側を読み解く:今日も地元チームが勝つホントの理由』ダイヤモンド社

オタクの行動経済学者、スポーツの裏側を読み解く作者:トビアス・J・モスコウィッツ,L・ジョン・ワーサイムダイヤモンド社Amazon 興味深い話はいくつかあるものの, 話題はアメリカっぽいの(NFLとか)に偏りすぎで(それはしょうがないんだけど), 固有名…