2024-01-01から1年間の記事一覧
外資系コンサルのプレゼンテーション術―課題解決のための考え方&伝え方作者:菅野 誠二東洋経済新報社Amazon 序章 Set up プレゼンテーションの種類から「やること」「優先順位」を決める プレゼンテーションの目的を横軸にしてみると、単なる報告から、議論…
帯にこの著者(美人)の顔写真が載っている時点で勝ちじゃないかな,この本。中身的にはそれほど個性的なものはないというか,テーマに沿って研究結果を紹介していくというかたち。 顔に取り憑かれた脳 (講談社現代新書 2731)作者:中野 珠実講談社Amazon は…
なるほど確かに有料版を使えばいろんなことができるんですね。『退屈なことはPythonにやらせよう』ってあったけど,そのPythonのコードすらChatGPTに書いてもらえば……。 面倒なことはChatGPTにやらせよう (KS情報科学専門書)作者:カレーちゃん,から…
池澤夏樹の本を本屋で目にしたとき,当然思い浮かべたのが,これ。この本自体は福田和也だったかの本で知ったような……。 この中に最初に紹介されてるのがトム・ジョーンズ『ヘンリー・フィールディング』だけど,それを読んでいるのを見た安藤さんが,「おま…
日下を、なぜクサカと読むのか: 地名と古代語作者:筒井 功河出書房新社Amazon はじめに わたしは、大字(おおあざ、幕末から明治時代初めにかけての村の名だと考えてよい)でさえ、地名研究の資料としては広すぎることが珍しくないと思っている。 第一章「日…
池澤夏樹の小説って読んだことがなかったけど,この本は面白かった。作家という立場から他の小説を読みほどく。場(世界)があって人物があって,それで小説は〈世界〉を描く,という話。作者の視線(神の立場なのか,登場人物たちと同一の地平にいるのか)…
ベトナム語のしくみ《新版》 (言葉のしくみ)作者:田原 洋樹白水社Amazon i 1章 文字と発音のしくみ ベトナム語はおおよそローマ字どおりに読みます。といっても,[キアラ サイゴン]と日本語の発音で読んでも通じないでしょう。というのも,ベトナム語では…
モンゴル語のしくみ《新版》作者:温品 廉三白水社Amazon i 1章 文字と発音のしくみ モンゴル語のアルファベットには,ロシア語と同じキリル文字が使われています。ローマ字と同じ形のものもあれば,そうでないものもあります。 Өの文字はоの真ん中に横線が入…
語順は日本語に似ているようなところもあり,でも動詞の活用をみるとやっぱり欧州系の言語だなと思うところもあり。 ハンガリー語のしくみ《新版》作者:大島 一白水社Amazon i では,本当にハンガリー語は日本語と似ているのでしょうか。確かに,英語よりは…
バスク語のしくみ《新版》作者:吉田 浩美白水社Amazon i 皆さんはバスク語に対してどんなイメージを抱いていらっしゃるでしょうか。「西ヨーロッパの片隅でフランス語とスペイン語という大言語に挟まれて細々と生きている少数民族語」,「欧州にありながらそ…
非ヨーロッパ系の言語になると興味をなくす自分がいることに気づいた。 フィリピノ語のしくみ《新版》作者:下平英輝白水社Amazon i 1章 文字と発音のしくみ フィリピノ語は,基本的にローマ字読みで大丈夫です。それに母音はa,e,i,o,uの5つで,日本語の…
トルコ語のしくみ《新版》作者:吉村大樹白水社Amazon i 1章 文字と発音のしくみ Zaman sana uymazsa, sen zamana uy./これはトルコ語の格言の一つで,「時がお前に合わぬなら,お前が時に合わせよ」,つまり物事にはタイミングや状況がよくない時があるけれ…
デンマーク語のしくみ《新版》作者:鈴木 雅子白水社Amazon i 1章 文字と発音のしくみ デンマーク語の発音で唯一練習を必要とするであろう音がrの発音です。ただし,英語のrや巻き舌のrとはまた異なります。そして,この厄介なrの発音はrの後ろに母音がくっつ…
ノルウェー語のしくみ《新版》作者:青木順子白水社Amazon スウェーデン語とほんと似てるね……。 i 読者層をかなり限定しているように見える本書ですが,レベルは「入門書の前段階」の内容です。語学書というよりも,ノルウェー語を観光するための「ガイドブッ…
ゲルマン諸語の一部だから,言語としては目新しいものはあまりないのだけれど,日本とオランダとの関係とか,オランダという国としての魅力とか歴史的なものとか,そういう周辺情報も含めて面白く読ませてくれる。この「しくみ」シリーズ,だいたいのフォー…
クロアチア語自体には馴染みがないけれど,言語としてはエキゾチックなところはないんじゃないか。良くも悪くも。旅行ガイドなノリで書かれている本書だけど,そのノリにいまいちついていけないーーというか,空回りしている箇所が散見される。 図書館に旧版…
なんだろう,中国語っていちばんやらなきゃいけない言語のひとつなはずなのに,やる気が出ないのはなぜだろう…。同じ漢字だしラクかもと思ってたけど,同じ漢字だからこそ誤解が起きやすそうだし,簡体字はちゃんと手で書いて覚えなきゃいけなそうだな。 中…
この〈しくみ〉シリーズ,読み終わったあとはその言語をやりたい気持ちが多かれ少なかれ出てくるのだけど,インドネシア語はそれがなかった……すまない……。 インドネシア語のしくみ《新版》作者:降幡正志白水社Amazon i 1章 文字と発音のしくみ インドネシア…
流行りに乗って軽い気持ちで手を出した私が悪うございました……。 大規模言語モデル入門作者:山田 育矢,鈴木 正敏,山田 康輔,李 凌寒技術評論社Amazon ChatGPT をはじめとする大規模言語モデルが世界的に大きな注目を集めています。大規模言語モデルは、大規…
Duolingoばっかりやってると文法の知識があやふやでなんとなくで覚えちゃうんだけど,これ読んだらある程度知識が整理できて良かった。 イタリア語のしくみ《新版》作者:野里 紳一郎白水社Amazon i 1章 文字と発音のしくみ このgliの音は,イタリア語として…
動詞の活用の〇〇型とかちゃんと読むの避けていたんだけど,この本を読んだら丁寧語の作り方とか活用全般についてよく分かった……というか,ちゃんと分かりたいなという気分になってきた。 韓国語のしくみ《新版》作者:増田忠幸白水社Amazon i 1章 文字と発音…
この『英語のしくみ』についても――『日本語のしくみ』と同じく――「よく知ってる言語について改めて読む意味あるのか?」って,読む前には思ってた。けど,読んでみたらなんとまぁ,面白い。新たに知ったこと,理解があやふやだったことが再確認できたことな…
この〈しくみ〉シリーズも全部読もうと決めたし〈日本語〉もとりあえず読んでみるか……それにしても外国語と同じフレームワークで日本語について書かなきゃいけない著者も気の毒だな……と思って手に取った本書,とにかく面白い! 日本語話者がなんとなく使いこ…
そこそこ知っている言語だと,さらっと眺めるだけになってしまう。 フランス語のしくみ《新版》作者:佐藤康白水社Amazon i 1章 文字と発音のしくみ (語尾の子音)このようにc,f,l,r は発音されることが多いと考えてください。 「デニム」という生地の名…
文法性がないっていうだけで簡単に思える。エキゾチックなフィンランド語,ちょっとやってみたくなってきた…。 フィンランド語のしくみ《新版》 (言葉のしくみ)作者:吉田 欣吾白水社Amazon i フィンランド語はお隣のスウェーデン語やロシア語とも,あるいは…
単語とか文法とかスウェーデン語に似てるとこあるなぁと思った。同じゲルマン語だからそりゃそうなんだろうけど。ということでドイツ語がぐっと身近に感じられた。 ドイツ語のしくみ《新版》作者:清野智昭白水社Amazon i ドイツ語について,みなさんはどのよ…
ラテン語のしくみ (言葉のしくみ)作者:小倉 博行白水社Amazon i この本には,普通の語学書のような文法表がありません。また「これをクリアしなければ次の章に進めない」といったこともありません。むしろそれとは反対に,どんどん先へ先へと読み進めていっ…
スペイン語のしくみ《新版》作者:岡本信照白水社Amazon i 1章 文字と発音のしくみ スペイン語は「ローマ字読み」が基本です。しかも,母音はア,イ,ウ,エ,オの5個だけです。だから,日本語話者にはとても発音しやすい言語です。 スペイン語の発音で大事な…
やっぱり言葉の裏にある文化に厚みがあると,その言語についての文章にも自然に厚みが出る。無理に面白い文章を書こうとはしていないのに,自然に面白い。それが本書。 あと,古典ギリシア語と現代ギリシア語との違いを知りたくて,同僚のギリシア人に質問し…
このしくみシリーズ,著者の軽い語り口が特徴のひとつだし,そこに個性が出て面白いのだが,このポルトガル語の著者はその部分があまり面白くない……。ロシア語とかチェコ語みたいなエキゾチックな言語なら余談もいろいろ書けそうだけれど,ポルトガル語だと…