Dribs and Drabs

ランダムな読書歴に成り果てた

図書館.図書館情報学 Libraries. Library and information sciences

高田明典『難解な本を読む技術』光文社(光文社新書)

難解な本を読む技術 (光文社新書)作者:高田 明典光文社Amazon ここでいう〈難解な本〉とは現代思想の翻訳本――デリダとかドゥルーズとかガタリとかそういうやつ――であって,本書はそのエッセンスの入った離乳食を与えてくれるもののではなく,あくまでそれら…

鎌田浩毅『理科系の読書術:インプットからアウトプットまでの28のヒント』中央公論新社(中公新書)

理科系の読書術 - インプットからアウトプットまでの28のヒント (中公新書)作者:鎌田 浩毅中央公論新社Amazon 『正しい本の読み方』に比べれば丁寧に書かれているけれど,『本を読む本』に比べれば内容が薄い,というか,対象としている人のレベルが低い。い…

M.J.アドラー, C.V.ドーレン『本を読む本』講談社(講談社学術文庫)

本を読む本 (講談社学術文庫)作者:J・モーティマー・アドラー,V・チャールズ・ドーレン講談社Amazon 橋爪大三郎はこの本の存在を知っていただろうに,よくあんな薄っぺらい本が出せたものだ…。 この本の構成は直線的かつ積み上げ式で,つまり本を読む段階を4…

橋爪大三郎『正しい本の読み方』講談社(講談社現代新書)

正しい本の読み方 (講談社現代新書)作者:橋爪大三郎講談社Amazon まず出だしがうざい。 この本を手に取ったのは,現代のビジネスパーソンでしょうか。退職世代の皆さんでしょうか。それとも,学生さんかな? 『正しい本の読み方』という書名を見て手を伸ばし…

上田修一, 蟹瀬智弘『RDA入門:目録規則の新たな展開』日本図書館協会(JLA図書館実践シリーズ)

RDA入門―目録規則の新たな展開 (JLA図書館実践シリーズ 23)作者:上田 修一,蟹瀬 智弘日本図書館協会Amazon 専門的すぎて意味分からなかった…。 印象に残ったフレーズ。 現在から過去をみてみると,目録規則は,目録の媒体によって左右されてきたという印象を…

もりきよし『日本十進分類法 新訂10版』日本図書館協会

日本十進分類法(2巻セット)日本図書館協会Amazon この本にすっかり頼ってこのブログをやってるのに,この本のことを書くのを忘れていた…。 いやーもうほんと,眺めているだけで楽しい。もっともっと深く知りたいし,深く理解しないといけないと感じている。 …

蟹瀬智弘『NDCへの招待:図書分類の技術と実践』樹村房

このブログのカテゴリーもNDC(日本十進分類法)を参考にしているので,ここらでNDCについてちゃんと知っておこうと思ったんですよね。 NDCへの招待 -図書分類の技術と実践-作者:蟹瀬 智弘発売日: 2015/06/09メディア: 単行本(ソフトカバー) んで読んで…

井上真琴『図書館に訊け!』筑摩書房(ちくま新書)

図書館に訊け! (ちくま新書)作者:井上 真琴筑摩書房Amazon大学図書館に勤務し,「図書館という存在は『人類の巨大なレファレンス・ブック』だ」と考える著者が,図書館の使い方を説く本。論文も書かず大学を辞めた自分にとって図書館とは,なんとなく入って…

「Book For Two」|スターバックスに読まなくなった本を持っていった

スターバックスで「Book For Two」というのをやっておりまして……。要するに,スタバが回収した古本を専門家が査定・換金し,そのお金が目の不自由な方のためのオーディオブックの製作に役立てられのだそうです。 http://www.starbucks.co.jp/responsibility/…

アマゾン,国内でKindleをまもなく発売

アマゾン,国内でKindleをまもなく発売 ロンドンに行ったとき,iPadを持っている人よりKindleを持っている人の方を全然多く見かけて以来,Kindleを買うことを考えていたので,これは吉報。iPadには仕事関係の資料をいっぱい詰め込んでいますが,「書物を読む…