Dribs and Drabs

ランダムな読書歴に成り果てた

機械工学.原子力工学

吉中司『ジェット・エンジンの仕組み:工学から見た原理と仕組み』講談社(ブルーバックス)

ジェット・エンジンの仕組み―工学から見た原理と仕組み (ブルーバックス)作者:吉中 司講談社Amazon 著者いわく ジェット・エンジンに関する本と言えば,熱サイクル的に同じである地上用や船舶用ガスタービンに関するものも含めれば,日本語の書だけでも,今…

三輪修三『工学の歴史:機械工学を中心に』筑摩書房(ちくま学芸文庫)

工学の歴史―機械工学を中心に (ちくま学芸文庫)作者:三輪 修三筑摩書房Amazon 著者が「まえがき」で強調しているように,確かに歴史を学ぶことは有用であり,「工学の成果を鵜呑みにするだけでは創造性は養われない」んだろうけど,では工学の歴史を学ぶにあ…

青山元男『クルマのメカニズム大全』ナツメ社

カラー徹底図解 クルマのメカニズム大全作者:青山 元男発売日: 2019/03/13メディア: 単行本(ソフトカバー) 確かにこれ「大全」で,クルマのメカニズムについて一通りカバーされているし,類書に比べて装丁も良いと思う。 537.1

影山夙『車選びの指針:技術者の車評価法』講談社(ブルーバックス)

類書を他に知らないからあれなんだけど,この本,めっちゃ面白いじゃないですか。版元で品切れになっててるのが非常にもったいないし,中古が高値で取り引きされているのがよく理解できる。 車選びの指針―技術者の車評価法 (ブルーバックス)作者:影山 夙講談…

井上久男『日産 vs. ゴーン:支配と暗闘の20年』文藝春秋(文春新書)

いま最も読まれるべき本はこれでしょう。 日産vs.ゴーン 支配と暗闘の20年 (文春新書)作者:井上 久男文藝春秋Amazon ゴーンが守銭奴であり経営テクニックに長けていたのは事実だろうけど,この本は著者の「愛のある批判」精神により,ゴーンの功罪が冷静にバ…

トム・ヴァンダービルト『となりの車線はなぜスイスイ進むのか?:交通の科学』早川書房

期待していたような「交通の科学」の本ではなかった(エンジニアリングというよりは心理学的寄りだった)し,洋物の本でたまにある,「なんか構成がよく分からなくて話題が散発的に続いている」感じの本であった。となりの車線はなぜスイスイ進むのか?――交通…