Dribs and Drabs

ランダムな読書歴に成り果てた

M.J.アドラー, C.V.ドーレン『本を読む本』講談社(講談社学術文庫)

本を読む本 (講談社学術文庫)作者:J・モーティマー・アドラー,V・チャールズ・ドーレン講談社Amazon 橋爪大三郎はこの本の存在を知っていただろうに,よくあんな薄っぺらい本が出せたものだ…。 この本の構成は直線的かつ積み上げ式で,つまり本を読む段階を4…

橋爪大三郎『正しい本の読み方』講談社(講談社現代新書)

正しい本の読み方 (講談社現代新書)作者:橋爪大三郎講談社Amazon まず出だしがうざい。 この本を手に取ったのは,現代のビジネスパーソンでしょうか。退職世代の皆さんでしょうか。それとも,学生さんかな? 『正しい本の読み方』という書名を見て手を伸ばし…

フリードリッヒ・ニーチェ『善悪の彼岸;道徳の系譜』筑摩書房(ちくま学芸文庫, ニーチェ全集, 11)

ニーチェ全集〈11〉善悪の彼岸 道徳の系譜 (ちくま学芸文庫)作者:フリードリッヒ ニーチェ筑摩書房Amazon ということで満を持して読んでみた*1。 まず「体系性からいってもその密度からいっても群を抜いている」らしい『道徳の系譜』なんだけど,どこが体系…

R・L・リプレー『世界奇談集:ウソのような本当の話』河出書房新社(河出文庫)

世界奇談集―ウソのような本当の話 (河出文庫)河出書房新社Amazon もともと『「偶然」の統計学』で知ったんだったかな,この本。 ほんとサブタイトルのとおり「ウソのような本当の話」が満載で,暇つぶしで読むにはもってこいである。 934

読書猿『独学大全:絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法』ダイヤモンド社

独学大全――絶対に「学ぶこと」をあきらめたくない人のための55の技法作者:読書猿ダイヤモンド社Amazon 読書猿の本もこれで3冊目だが,あいかわらず「知識のひけらかし」というか「技法の羅列」としか感じられないほど,自分には刺さらない。おまけに今度は…

酒井聡樹『これから論文を書く若者のために』共立出版

これから論文を書く若者のために 究極の大改訂版作者:酒井 聡樹共立出版Amazon 癖が強い本ではある(詳細は後述)が,これほど懇切丁寧に論文の書き方を指導してくれる本もないであろう。自分が「これから論文を書く若者」であったら,この本を手元に置いて…

わたなべちなつ『ふしぎなにじ』福音館書店(かがみのえほん)

ふしぎな にじ (福音館の単行本)作者:わたなべ ちなつ株式会社 福音館書店Amazon 紙面の一部が鏡面になっていて,虹の絵が写し鏡で展開していくという,視覚で楽しむ本。子供が0歳のときに買ったけど早すぎて,4歳をすぎてからようやくこちらの意図通りに読…

ポール・J・シルヴィア『できる研究者の論文生産術:どうすれば「たくさん」書けるのか』講談社

できる研究者の論文生産術 どうすれば「たくさん」書けるのか (KS科学一般書)作者:ポール.J・シルヴィア講談社サイエンティフィクAmazon 原題は『How to Write a Lot』とシンプルなのになんでこんな邦題になるのかと思うのだけど,「たくさん」書く方法につ…

ヒサクニヒコ『恐竜研究室 3(恐竜絶滅のなぞ)』あかね書房

恐竜研究室〈3〉恐竜絶滅のなぞにせまるあかね書房Amazon 「恐竜絶滅のなぞ」とは謳っているが,本書の射程はもう少し広くて,「恐竜の羽根について考えてみよう」とか「飛行のはじまりについて考えてみよう」とか「翼竜が森から出た理由を考える」,読んで…

井上雅史, 岸本年郎『小さな生き物たちの世界をルーペで覗いてみたら』マイルスタッフ

小さな生き物たちの世界を ルーペで覗いてみたら (momobook)マイルスタッフ(インプレス)Amazon 小さな生物の世界を拡大写真で紹介しているだけなんだけど,そこにある多様な世界,造形の美に驚愕させられる。大人は思わず「気持ち悪い」って言いそうになる…