Dribs and Drabs

ランダムな読書歴に成り果てた

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ビル・ブライソン『英語のすべて』研究社出版

〈英語のすべて〉とはまた大きく出たな,と思ったけど,本当に〈英語のすべて〉と思われることが書かれていた。さすが,ビル・ブライソン。薀蓄好きな自分としてはたまらない。 一般的な言語のはじまりの話からはじまって,そこまでする必要があるのか疑問だ…

Eric Helms, Andrea Valdez, Andy Moragn『肉体改造のピラミッド トレーニング編』AthleteBody

The Muscle and Strength Pyramid: Training作者:Helms, Eric Russell,Morgan, Andy,Valdez, Andrea MarieIndependently publishedAmazon Rippetoe『スターティングストレングス』と併せて読めば,いい感じ。 Rippetoeのは良くも悪くも彼の個性が前面に出て…

大貫隆『聖書の読み方』岩波書店(岩波新書)

聖書の読み方 (岩波新書)作者:大貫 隆岩波書店Amazon 〈聖書の読み方〉といいつつも〈聖書の読みにくさ〉に焦点を当てている,ユニークな本。著者の言葉を借りれば,他の本は〈聖書という電車に乗った人〉がその面白さを述べているのに対して,本書は〈聖書…

若桑みどり『イメージを読む』筑摩書房(ちくま学芸文庫)

イメージを読む (ちくま学芸文庫)作者:若桑みどり筑摩書房Amazon 美術史の入門書。 著者によると,美術史とは〈イメージ〉を解釈するもの。〈イメージ〉とは「目に見えるもの」で,「美術史の目的とは〔…〕人類の視覚的なメディアを用いた想像行為の研究」。…

シド・フィールド『映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと:シド・フィールドの脚本術』フィルムアート社

映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと シド・フィールドの脚本術作者:シド・フィールドフィルムアート社Amazon この本を読むまでシド・フィールドって名前聞いたこともなかったんだけど,「国際的評価を得る脚本家」らいし。しかもサム・ペキンパ…

ビル・ブライソン『シェイクスピアについて僕らが知りえたすべてのこと』日本放送出版協会

シェイクスピアについて僕らが知りえたすべてのこと作者:ビル ブライソン日本放送出版協会Amazon 『人体大全』のビル・ブライソン*1の著作。やっぱりこの人の本は面白い。 訳者あとがきにあったけれど,とある評論家はビル・ブライソンのことを「彼の才能は…

君塚直隆『エリザベス女王:史上最長・最強のイギリス君主』中央公論新社(中公新書)

エリザベス女王 史上最長・最強のイギリス君主 (中公新書)作者:君塚直隆中央公論新社Amazon Twitterで〈女王陛下〉として生息している君塚先生である。君塚さんの著作は,ここでもかつて『立憲君主制の現在』について書いている*1し,それと本書とを併せて読…

ビル・ブライソン『人体大全:なぜ生まれ、死ぬその日まで無意識に動き続けられるのか』新潮社

人体大全―なぜ生まれ、死ぬその日まで無意識に動き続けられるのか―作者:ビル・ブライソン新潮社Amazon めっちゃ面白いですね,これ。図書館で人気なのもよく分かるわ。人体についてのありとあらゆることが書かれている。事実と歴史とが膨大に詰め込まれてい…