Dribs and Drabs

ランダムな読書歴に成り果てた

音楽.舞踊.バレエ

ひのまどか『バルトーク(音楽家の伝記 はじめに読む1冊)』ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングスミュージックメディア部

借りるとき全然気づかなかったけど,これ大きな子供向けの伝記だわ。QRコード読み取って音楽が実際に聴ける仕組みにしてるのはいいと思う。 音楽家の伝記 はじめに読む1冊 バルトーク (音楽家の伝記はじめに読む1冊)作者:ひの まどかヤマハミュージックエン…

村井翔『マーラー』音楽之友社(作曲家・人と作品シリーズ)

マーラー (作曲家・人と作品シリーズ)作者:村井 翔音楽之友社Amazon たしかにこのシリーズが「実力は執筆陣による渾身の書き下ろし」と謳うように,著者の熱意が伝わる伝記である。 「著者紹介」では「専門はフロイト,羅漢精神分析学と20世紀オーストリア文…

堀内誠一, 谷川俊太郎『音楽の肖像』小学館

音楽の肖像作者:誠一, 堀内,俊太郎, 谷川小学館Amazon 作曲家とその作品とにまつわる,エッセイとイラストと詩。 いやー,こういうのを味わう心の余裕がないわ……。 762.8 音楽の肖像 = LA MUSIQUE EN PORTRAITS (小学館): 2020|書誌詳細|国立国会図書館サ…

金聖響, 玉木正之『ロマン派の交響曲 : 『未完成』から『悲愴』まで』講談社(講談社現代新書)

ロマン派の交響曲―『未完成』から『悲愴』まで (講談社現代新書)作者:金 聖響,玉木 正之講談社Amazon 読むと話としては面白いんだけど,実際に聴いてみるとやっぱりそうでもないという…。いや,ブラームスの4番とかは,この本のおかげで興味深く聴けたか。 …

金聖響, 玉木正之『マーラーの交響曲』講談社(講談社現代新書)

マーラーの交響曲 (講談社現代新書)作者:金 聖響,玉木 正之講談社Amazon いやほんとこの本のおかげでマーラーの交響曲に出会えたと思う。感謝感謝。まぁここで書かれている解釈が「唯一」のものではないと思うけれど,にしてもかなりいいガイダンス/ナビゲ…

金聖響, 玉木正之『ベートーヴェンの交響曲』講談社(講談社現代新書)

ベートーヴェンの交響曲 (講談社現代新書)作者:金 聖響,玉木 正之講談社Amazon 「メロディといっても,チャイコフスキーのような長く歌うメロディではなく,わずか四つか五つの音だけで純粋に美しい響きをつくっている」のがベートーヴェンだという。五番第4…

ウドー音楽事務所『洋楽ロック史を彩るライヴ伝説:ウドー音楽事務所の軌跡を辿る』シンコーミュージック・エンタテイメント

洋楽ロック史を彩るライヴ伝説 ウドー音楽事務所の軌跡を辿る作者:赤尾美香,ウドー音楽事務所シンコーミュージックAmazon あくまでウドー音楽事務所(が招聘したバンドのライブ)の歴史なんだけど,それがまあまあ日本の洋楽ロックライブ史になっているとい…

フランソワ・デュボワ『作曲の科学:美しい音楽を生み出す「理論」と「法則」』講談社(ブルーバックス)

作曲の科学 美しい音楽を生み出す「理論」と「法則」 (ブルーバックス)作者:フランソワ・デュボワ講談社Amazon 確かにこの本を読むと,少しの理論と法則さえ覚えれば,作曲というのは比較的簡単にできるように思えてくる。そこでできた曲のクオリティーがど…

日本放送協会『新・外国音楽家の呼び方』日本放送出版協会

新・外国音楽家の呼び方 (1978年)日本放送出版協会Amazon NHKでは,放送番組に登場する外国の音楽家や演奏団体の呼び方を統一して,アナウンスと文字表記の資料とするため,昭和29年3月に「外国音楽家の呼び方」を刊行した.しかしながら,その後20数年間に…

Le Sacre du printemps / The Rite of Spring - Ballets Russes

youtu.be 初演100周年を記念したニジンスキー版の復刻。なんだとしたら,観客も途中で退席するとかステージに物を投げ込むとかして,雰囲気を再現しないといけないよな。なに観客だけ高みの見物しとんねん。 さいてん~。

Floating Points - Full Performance (Live on KEXP)

Floating Points が KEXP でやったライブパフォーマンス(そのまんまだ)。 www.youtube.com 音楽が最高なのは当然ながら,途中のDJとサム・シェファードとの掛け合いが面白い。ベースはロンドン在住の日本人,ススム・ムカイ氏。 この記事もあとでちゃんと…

Floating Points『Crush』

2019年のマイベストアルバムは,間違いなくこれ。 Floating Points - Crush (Full Album) エレクトロミュージックの極北。テクニカルでミニマリスティックなのに,展開があってメロディアスでエモい。 UCLでニューロサイエンスを学び,批評家から激賞される…

FreeTEMPO『Oriental Quaint』

久しぶりにFreeTEMPO聴いたら,音の重ね方も曲の展開も陳腐にら感じられて,んーなんなんだ。Oriental Quaint - EPFreeTEMPOダンス¥1120

たまにはアルファベット順に曲を聴いてみるのもいいもんだ

iTunesで新しくアルバムを書い続けても結局お気に入りのものしか聴かなくなるんですが,アルファベット順に「A」から曲を聴いていくと,なかなか面白いものがあります。 全11,000曲の最初と最後は 「A」から始まって数字に移って最後は日本語になるので,最…

Kamasi Washington『Truth』

14分以上にも及ぶ,Kamasi Washingtonの大作"Truth"。やっぱりこういうミニマリスティックな表現が好きなんだなぁ。 Truth カマシ・ワシントン ジャズ provided courtesy of iTunes

ピエール・ブレーズが選ぶ「20世紀音楽の10大傑作」

だいぶ前に知人がFacebookでシェアしてたんですが,ピエール・ブレーズが選ぶ「20世紀音楽の10大傑作」だそうです。ストラヴィンスキー「春の祭典」とマーラーの交響曲第6番しか知らない。そして,ドビュッシー「海」が入っていないのが驚き。20世紀の音楽っ…

Four Tet "SW9 9SL"

Gilles Petersonの番組で耳にした,Four Tet "SW9 9SL"。Four TetことKieran Hebdenってロンドンの出身だから,この"SW9 9SL"もポストコードだと推測されるけれど,実際に地図で見ると,ライブハウスであるO2 Academy Brixtonが出てくる。何かゆかりがあるん…

ストラビンスキー「春の祭典」,46の録音を3分間にマッシュアップ

だから何だって感じだけど,面白い! 46 Recordings of Stravinsky's "Rite of Spring" in 3 Minutes viahttp://digg.com/video/46-recordings-of-stravinskys-rite-of-spring-in-3-minutes

Pierre Boulez が選ぶ,20世紀の偉大な音楽トップ10|SOUNDCHECK

編集者だったころの上司がFacebookで紹介していました。 SOUNDCHECK "Pierre Boulez Picks 10 Great Works of the 20th Century" http://soundcheck.wnyc.org/story/10-great-works-20th-century-pierre-boulezs-90th-birthday/ ストラヴィンスキー「春の祭…

Review | Maurizio Pollini - Royal Festival Hall - 17.03.2015 | The Guardian & The Telegraph

Royal Festival Hall で観た Maurizio Pollini のリサイタルのレビューが載っていた。僕自身も,演奏は雑だったし,たぶんポリーニの演奏の中では凡庸な出来だと思いましたが,しかしそれでもファンを熱狂させる何か,抗いがたい魅力があるとは思いました。 …