Dribs and Drabs

ランダムな読書歴に成り果てた

2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

E.H.カー『歴史とは何か』岩波書店(岩波新書)

うーむ。読む人が読んだら面白いんだろうな…。 歴史とは何か (岩波新書)作者:E・H・カー岩波書店Amazon はしがき 1961年の1月から3月にかけて,E・H・カーは,ケンブリッジ大学で『歴史とは何か』と題する連続公演を行ない,同年秋,これを書物として出版し…

村田吉徳『何万件ものデータやピボットテーブルで苦しんでいる人のためのExcel多量データ整形テクニック』秀和システム

「とにかくピボットテーブルって最高なんだけどそのためにはデータはリスト表じゃないといけないけど,だいたいのデータってリスト表にはなってない;それをリスト表にするやり方を教えるね」って感じ。INDEX関数とかをがしがし使う。 何万件ものデータやピ…

Mark McClusky『Faster, Higher, Stronger: How Sports Science Is Creating a New Generation of Superathletes--and What We Can Learn from Them』

Faster, Higher, Stronger: How Sports Science Is Creating a New Generation of Superathletes--and What We Can Learn from Them (English Edition)作者:McClusky, MarkAveryAmazon 「自分のライバルより早く学べる能力は,競争上の優位性を保つ唯一の道…

ハーマン・ポンツァー『運動しても瘦せないのはなぜか:代謝の最新科学が示す「それでも運動すべき理由」』草思社

昔々,BRUTUSのムックか何かで「ジョギングで痩せる」みたいなやつがあって,それはつまり 摂取エネルギーより消費エネルギーが多ければ痩せる 運動すれば消費エネルギーが増やせる だからジョギングすれば痩せる というロジックに基づいた内容だった。 それ…

田島宏 編『コレクション・フランス語 6 聞く』

コレクション・フランス語 6 聞く (<テキスト>)作者:中井 珠子白水社Amazon フランス語で話していて質問は通じたのに,かんじんの返事が聞きとれなかった,という経験をもつ方は多いでしょう。「話す」のは自分のペースで何とかなりますが,「聞く」となると…

今井むつみ『ことばと思考』岩波書店(岩波新書)

ことばと思考 (岩波新書)作者:今井 むつみ岩波書店Amazon 私たちは,ことばを通して世界を見たり,ものごとを考えたりする。では,異なる言語を話す日本人と外国人では,認識や思考のあり方は異なるのだろうか。「前・後・左・右」のない言語の位置表現,こ…

中川努『コレクション・フランス語 4 話す』白水社

コレクション・フランス語 (4)白水社Amazon この本はフランス語でもう少しうまく話をしたいという人のために作りました。広く使われる言いかたや,個性に合った表現方法が身につくはずです。基礎的な学習を続けながら一歩先に進みたい,あるいはしばらくご無…

セシリア・ワトソン『セミコロン:かくも控えめであまりにもやっかいな句読点』左右社

セミコロンっていうテーマは面白いんだけど……歴史とかエッセイ風の文章に気を取られる。おれはもう少し,スタイルブック風なものを読みたかった;本書の後半は文章の名手たちの実例が載っているとはいえ。 セミコロン かくも控えめであまりにもやっかいな句…

千野栄一『外国語上達法』岩波書店(岩波新書)

久しぶりに手に取った。著者が自らを「自分は語学ができるわけではない」と謙遜しているのは記憶に残っていたが,本書がもっぱら自らの周囲にいた圧倒的に語学ができた人たちのエピソードやその人たちから学んだ教えをもとに書かれていることに,改めて気づ…