Dribs and Drabs

ランダムな読書歴に成り果てた

哲学 Philosophy

哲学,心理学,倫理学,宗教

E.P.サンダース『パウロ』教文館(コンパクト評伝シリーズ)

パウロ作者:E.P.サンダース教文館Amazon 岩波新書の『パウロ:十字架の使徒』を読んでいたおかげで,この本に何が書かれているかは分かるようになったが,それでもこの本が何を言いたいのかは分からなかった(内容が専門的で)。 著者E.P.サンダースは,「初…

青野太潮『パウロ:十字架の使徒』岩波書店(岩波新書)

パウロ 十字架の使徒 (岩波新書)作者:青野 太潮岩波書店Amazon なんでパウロについて読もうと思ったかというと,竹田青嗣『ニーチェ入門』に以下のような記述があったから。 ルサンチマンから発した「善悪」という「僧侶的評価様式」をはじめに作り出したの…

M. ヘンゲル『イエスとパウロの間』教文館(聖書の研究シリーズ)

イエスとパウロの間 (聖書の研究シリーズ)作者:マルティン ヘンゲル教文館Amazon 原初キリスト教をパウロがいかに世界宗教に広めたかってことを知りたくて手当たり次第に本を手に取ってみたけど,こいつは専門的すぎた…。 キリスト教は、なぜ瞬く間に世界的…

田中美知太郎『ソクラテス』岩波書店(岩波新書)

ソクラテス (岩波新書)作者:田中 美知太郎岩波書店Amazon これを読まされたの,高校1年生のときだったかな。「倫理」の授業の夏休みの宿題として。しかしこれ,それこそ「読書術」が身についていない高校1年生にとっては難しいでしょ。というのも,通読しよ…

フリードリッヒ・ニーチェ『善悪の彼岸;道徳の系譜』筑摩書房(ちくま学芸文庫, ニーチェ全集, 11)

ニーチェ全集〈11〉善悪の彼岸 道徳の系譜 (ちくま学芸文庫)作者:フリードリッヒ ニーチェ筑摩書房Amazon ということで満を持して読んでみた*1。 まず「体系性からいってもその密度からいっても群を抜いている」らしい『道徳の系譜』なんだけど,どこが体系…

竹田青嗣『ニーチェ入門』筑摩書房(ちくま新書)

ニーチェ入門 (ちくま新書)作者:竹田青嗣筑摩書房Amazon 久しぶりに読んだけど,文章の切れ味がいいんだよね,この本というかこの著者。たとえば『悲劇の誕生』に関して, まずはその実質的なモチーフはつぎのようなことになる。「いまや現代ドイツに真の芸…

あおむら純『空海:真言宗を開いた弘法大師』小学館(小学館版学習まんが ドラえもん人物日本の歴史, 第3巻)

ドラえもん人物日本の歴史3・空海 (3) (小学館版学習まんが―ドラえもん人物日本の歴史)小学館Amazon 高野山に旅行に行った息子が買ってきてたんだけど,空海と最澄はいろいろあって最終的に仲違いしたってところがいちばん印象に残った。 188 空海 : 真言宗…

崔吉城『キリスト教とシャーマニズム:なぜ韓国にはクリスチャンが多いのか』筑摩書房(ちくま新書)

キリスト教とシャーマニズム ――なぜ韓国にはクリスチャンが多いのか (ちくま新書)作者:崔 吉城筑摩書房Amazon 「キリスト教が第一宗教である韓国では,近代以降,伝統的なシャーマニズムが形を変えてキリスト教伸張につながった。また,その独特な布教でも知…

留年について|京都大学学生支援センター

留年したどころか中退した自分には,ここに書かれていることが一字一句心に沁みるんだよな…。 留年について-カウンセリングルーム(京都大学) 高校生までは、留年(原級留置)は、全日制の普通科の高校であれば、たいていの学校においては1パーセントにも…

外山滋比古『思考の整理学』筑摩書房(ちくま文庫)

メタ認知の本を読んでもメタ認知は得られない……。 思考の整理学 (ちくま文庫)作者:外山 滋比古筑摩書房Amazon 《エディターシップ》ということはよく分かった。 だから書影に帯入れるなって……。

瀧本哲史『2020年6月30日にまたここで会おう:瀧本哲史伝説の東大講義』星海社(星海社新書)

この「伝説の講義」の対象年齢ではないけれど,少し踏み出してみようかな…という気になった。 2020年6月30日にまたここで会おう 瀧本哲史伝説の東大講義 (星海社新書)作者:瀧本 哲史星海社Amazon 京大での講義,自分が学生のときだったら受講していただろう…

菅原潤『京都学派』講談社(講談社現代新書)

曲がりなりにも京都の大学に通い,そして1ページでもあっても西田幾多郎の『善の研究』を読んだ身としては,本書を読まずにはいられませんでした。「京都学派」なる言葉はうっすらと聞いた記憶がありながらも,そこに属する人たちが第二次世界大戦後に「好戦…

小倉紀蔵『朝鮮思想全史』筑摩書房(ちくま新書)

その厚さに,本屋で見かけたときに怯んだのは事実なんですが,「面白そう」という気持ちが勝って読んでみました。いろいろと不可解なことがあり起こっている「彼ら」のものの考え方や思考様式を理解したい,というのがモチベーションでした。朝鮮思想全史 (…

山本芳久『トマス・アクィナス:理性と神秘』岩波書店(岩波新書)

Twitter界隈で非常に盛り上がっている印象を受けまして,興味本位で手を出してみました。が,そういうたぐいの本ではなかった。 トマス・アクィナス――理性と神秘 (岩波新書) 作者: 山本芳久 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2017/12/21 メディア: 新書 こ…