Dribs and Drabs

ランダムな読書歴に成り果てた

M. ヘンゲル『イエスとパウロの間』教文館(聖書の研究シリーズ)

原初キリスト教をパウロがいかに世界宗教に広めたかってことを知りたくて手当たり次第に本を手に取ってみたけど,こいつは専門的すぎた…。

キリスト教は、なぜ瞬く間に世界的宗教へと発展することができたのか? イエスの復活後からパウロの世界規模の宣教までの間に原始教会の内部で生じていた重要な出来事を、歴史的・文献学的方法によって探求し、その謎に迫る。

という内容紹介だったのだが。

「序」によると,

  • 本書には6つの論文を掲載。
  • そのいずれも,本書の第一論文の表題と同じ主題を扱っている。すなわち,「イエスとパウロの間」という,原始教会の重要な時期である。
  • 従って,第一論文の表題が,本書の書名となっている。
  • 本書は,復活の出来事の後に始まった,エルサレムでの最初期の共同体から使徒パウロの世界規模の宣教に至る,キリスト教会の進展を,取り扱っている。

そういえば「訳者後書き」で

不明な点はすべて,E-maliを通して,ヘンゲル自身に直接質問を(p.425)

とあるけど,なんでこんな初歩的な誤字を見逃すのかな……。

198.1

イエスとパウロの間 (教文館): 2005|書誌詳細|国立国会図書館サーチ