Dribs and Drabs

ランダムな読書歴に成り果てた

評論.エッセイ.随筆

*文学形式が不明のものにも,使用する

レーモン・クノー『文体練習』朝日出版社

文体練習作者:レーモン・クノー朝日出版社Amazon 久しぶりに読んでみた。気づいたのは,訳者(朝比奈弘治*1)による〈あとがき〉が,本文に勝るとも劣らないぐらい面白いということだ。 すぐれた書物というものは普通,豊かな内容を格調の高い文体で表現した…

R・L・リプレー『世界奇談集:ウソのような本当の話』河出書房新社(河出文庫)

世界奇談集―ウソのような本当の話 (河出文庫)河出書房新社Amazon もともと『「偶然」の統計学』で知ったんだったかな,この本。 ほんとサブタイトルのとおり「ウソのような本当の話」が満載で,暇つぶしで読むにはもってこいである。 934

保坂和志『考える練習』大和書房

考える練習作者:保坂 和志大和書房Amazon 『ニヒリズムとテクノロジー』を読んで,「大人になったら誰しも自分の好きな哲学者をひとりぐらい持っているもんだと思っていたけどそうじゃないってことに気づいた」みたいなことを保坂さんが言ってたのを思い出し…

西原理恵子『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』KADOKAWA

どんな層がターゲットなんだ,この本。日本も広いな。 女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと作者:西原 理恵子KADOKAWAAmazon NDC10版による分類だと「159.6」。哲学 > 倫理学・道徳 > 人生訓・教訓 > 女性,ってことになるらしい。哲学の守備範囲…