Dribs and Drabs

ランダムな読書歴に成り果てた

忽那賢志『専門医が教える新型コロナ・感染症の本当の話』幻冬舎新書

専門医が教える新型コロナ・感染症の本当の話 (幻冬舎新書)作者:忽那賢志発売日: 2021/03/02メディア: Kindle版 「ぼくのかんがえた,さいきょうのコロナたいさく」*1なんかではなくて,「国立国際医療研究センター国際感染症センター国際感染症対策室医長」…

中澤渉『日本の公教育:学力・コスト・民主主義』中公新書

日本の公教育 - 学力・コスト・民主主義 (中公新書)作者:中澤 渉発売日: 2018/03/20メディア: 新書 内容的にちょっと肩透かし....むしろ「日本の公教育を検討・分析するためのフレームワーク」といったところで,概念的な話が多かった. 話としては,教育に…

牧野成一『日本語を翻訳するということ:失われるもの、残るもの』中公新書

日本語を翻訳するということ - 失われるもの、残るもの (中公新書)作者:牧野 成一発売日: 2018/06/20メディア: 新書 「翻訳論」というよりは「翻訳をすることから見えてくる日本語論」で(だからNDCも810〔日本語〕になってる),そういう意味では書名通りな…

細野豪志『東電福島原発事故自己調査報告:深層証言&福島復興提言 2011+10』徳間書店

東電福島原発事故 自己調査報告 深層証言&福島復興提言:2011+10作者:細野豪志発売日: 2021/02/27メディア: Kindle版 この本にいろいろとケチをつけるのは簡単で,それは編者解題で開沼博が述べているように,「それは結局,自分(細野豪志)の功績強調・…

朝日新聞取材班『秘録 退位改元:官邸VS.宮内庁の攻防1000日』朝日新聞出版

秘録 退位改元 官邸VS.宮内庁の攻防1000日作者:朝日新聞取材班発売日: 2019/10/18メディア: Kindle版 「退位」と「改元」をめぐる秘話/裏話/攻防/朝日新聞取材班の自分語り. 退位については,当時の天皇陛下,現在の上皇陛下の「ただ『象徴』としてある…

大嶽秀夫『ニクソンとキッシンジャー:現実主義外交とは何か』中公新書

ニクソンとキッシンジャー 現実主義外交とは何か (中公新書)作者:大嶽秀夫発売日: 2014/04/11メディア: Kindle版 「現実主義外交とは何か」について,著者は冒頭でこう要約する. 国際政治については日本人も,それが熾烈な競争の場であり,各国が自らの利益…

ウイリアム・ブロード『背信の科学者たち:論文捏造はなぜ繰り返されるのか?』講談社

背信の科学者たち 論文捏造はなぜ繰り返されるのか?作者:ウイリアム・ブロード,ニコラス・ウェイド発売日: 2014/06/20メディア: Kindle版 背信の科学者たち―論文捏造、データ改ざんはなぜ繰り返されるのか (ブルーバックス)作者:ウイリアム・ブロード,ニコ…

バラク・オバマ『約束の地 上:大統領回顧録 1』集英社

約束の地 大統領回顧録1 上 (集英社学芸単行本)作者:バラク・オバマ発売日: 2021/02/16メディア: Kindle版 本を読むのは他人の人生を体験することだ,みたいなことを誰かが言ってたと思うけど,アメリカ合衆国大統領という唯一無二の職についた人間が書いた…

ロバート・J・シラー『投機バブル 根拠なき熱狂:アメリカ株式市場、暴落の必然』ダイヤモンド社

投機バブル 根拠なき熱狂―アメリカ株式市場、暴落の必然作者:ロバート・J. シラー発売日: 2001/01/01メディア: 単行本 異常なまでに高騰したアメリカの株価の、暴騰と暴落のメカニズムを解明する。FRB議長グリーンスパンの名言を軸に、乱高下する株価の秘密…

尾身茂『WHOをゆく:感染症との闘いを超えて』医学書院

WHOをゆく: 感染症との闘いを超えて作者:尾身 茂発売日: 2011/10/21メディア: 単行本 尾身さんというと「西太平洋地域からポリオを根絶した人」と言われるんだけど,そのポリオ根絶の話は29ページまでで終わってしまった.しかしそのあとも,WHO西太平洋地域…

『ひと目でわかるプログラミングのしくみとはたらき図鑑』創元社

ひと目でわかる プログラミングのしくみとはたらき図鑑 (イラスト授業シリーズ)発売日: 2021/01/19メディア: 単行本 本書の特徴: プログラミングの基本スキルを学べる 3つのタイプの言語を網羅(Scratch, Python, Webテクノロジー) ビジネスを意識したプロ…

奥谷喬司『イカはしゃべるし,空も飛ぶ:面白いイカ学入門』講談社ブルーバックス

イカはしゃべるし、空も飛ぶ〈新装版〉 面白いイカ学入門 (ブルーバックス)作者:奥谷喬司発売日: 2014/11/21メディア: Kindle版 「イカはしゃべるし,空も飛ぶ」というか,「しゃべるように他の個体とコミュニケートするイカもいるし,トビウオのように水面…

都筑卓司『マックスウェルの悪魔:確率から物理学へ』講談社ブルーバックス

新装版 マックスウェルの悪魔―確率から物理学へ (ブルーバックス)作者:都筑 卓司発売日: 2002/09/20メディア: 新書 古いタイプのブルーバックスって感じ.古臭い感じの「お話」が長々と続くし,もたもたしていて本題にすんなり入っていかないし. 421.4

金両基『ハングルの世界』中公新書

ハングルの世界 (中公新書 (742))作者:金 両基発売日: 1984/10/01メディア: 新書 なんかめっちゃ期待はずれだな,この本. 前半は「ハングルの楽しい学び方」,後半は「その歴史をめぐって」なんだけど,特に前半の「学び方」,要するに自分語りで,自分のま…

本條強『マスターズ:ゴルフ「夢の祭典」に人はなぜ感動するのか』ちくま新書

マスターズ ――ゴルフ「夢の祭典」に人はなぜ感動するのか (ちくま新書)作者:本條強発売日: 2021/03/19メディア: Kindle版 著者は『書斎のゴルフ』の元編集長. 一人のアマチュアの夢が、なぜ4大メジャー大会の一つとなり、全ゴルファーのあこがれとなってい…

有元美津世『英語で意見を通すための論理トレーニング : ビジネスで使える』ジャパンタイムズ

英語で意見を通すための論理トレーニング作者:有元 美津世発売日: 2009/01/25メディア: 単行本(ソフトカバー) かれこれ十数年前,転職してこれから仕事で英語を使うぞっていうときに買った,と思う.たまに読み返しては,自分の「英語脳」が鈍っていないか…

ロバート・マッキー『ストーリー:ロバート・マッキーが教える物語の基本と原則』フィルムアート社

もう20年以上も前,大阪・プラネットプラスワンの富岡さんがふとつぶやいた「最近の映画は画面ごとの情報量が少ない」ってぼやいていた言葉の意味,この本を読んでわずかながら理解できるような気がしてきた. ストーリー作者:ロバート・マッキー発売日: 201…

黒木登志夫『新型コロナの科学:パンデミック、そして共生の未来へ』中公新書

新型コロナの科学 パンデミック、そして共生の未来へ (中公新書)作者:黒木登志夫発売日: 2021/02/16メディア: Kindle版 「新型コロナの科学」と謳いつつ,そこにあるのは事実の羅列と主観と,そして「PCR検査を拡大せよ」というポジショントークであった. …

小島庸平『サラ金の歴史:消費者金融と日本社会』中公新書

サラ金の歴史-消費者金融と日本社会 (中公新書 2634)作者:小島 庸平発売日: 2021/02/20メディア: 新書 無意識的にもっと下賤な感じのものを期待してたけど,ぜんぜんそんなことはなくて,まっとうな研究の書だった.参考文献も充実してたし,著者も終章でこ…

パスカル・ボニファス『最新世界情勢地図』ディスカヴァー・トゥエンティワン

増補改訂版 最新 世界情勢地図作者:パスカル・ボニファス,ユベール・ヴェドリーヌ発売日: 2016/09/30メディア: 単行本(ソフトカバー) 装丁は綺麗になされているし,多く掲載されている地図も眺めていて楽しいんだけど,各項目に対する文章は「キャプション…

原彬久『戦後史のなかの日本社会党:その理想主義とは何であったのか』中公新書

戦後史のなかの日本社会党 その理想主義とは何であったのか (中公新書)作者:原彬久発売日: 2014/07/11メディア: Kindle版 読んだのに記録してなかったな. 牧久『昭和解体 : 国鉄分割・民営化30年目の真実』講談社 - Dribs and Drabs これを読んだあとで,こ…

松尾匡『新しい左翼入門:相克の運動史は超えられるか』講談社現代新書

どこでこの本を知ったのか覚えてないし,この著書の口調(なんだかなれなれしい)も好きじゃないんだけど,最後まで読み進めてしまった. 新しい左翼入門―相克の運動史は超えられるか (講談社現代新書)作者:松尾 匡発売日: 2012/07/18メディア: 新書 とりあ…

吉田敦『アフリカ経済の真実:資源開発と紛争の論理』ちくま新書

Twitterで見かけたので読んでみた. アフリカ経済の真実 ──資源開発と紛争の論理 (ちくま新書)作者:吉田敦発売日: 2020/07/17メディア: Kindle版 先進国が「開発」という名のもとで結果的にアフリカの人々を不幸にしている,アフリカにはダイヤモンドなどや…

渡辺将人『メディアが動かすアメリカ:民主政治とジャーナリズム』ちくま新書

『ファンタジーランド』の流れで読んでみたけど,これはこれで濃密な本だった. メディアが動かすアメリカ ――民主政治とジャーナリズム (ちくま新書)作者:将人, 渡辺発売日: 2020/09/09メディア: 新書 本当はもっと軽い感じの(テレビがトランプ大統領を生ん…

伊藤公一朗『データ分析の力 因果関係に迫る思考法』光文社新書

データ分析の力 因果関係に迫る思考法 (光文社新書)作者:伊藤 公一朗発売日: 2017/04/21メディア: Kindle版 著者いわく,「実践的データ分析に焦点を当てた,計量経済学への超入門書」である. 統計を少しでもかじった人間なら「因果関係」という文字にピク…

リチャード・ホーフスタッター『アメリカの反知性主義』みすず書房

アメリカの反知性主義作者:リチャード・ホーフスタッター発売日: 2003/12/20メディア: 単行本 描きたいものは『ファンタジーランド』と同じなんだけど,だからこそ,この2段組で生真面目でサービス精神のかけらもないような本文を追いかけることはできなかっ…

カート・アンダーセン『ファンタジーランド:狂気と幻想のアメリカ500年史』東洋経済新報社

前に上巻の半分ぐらい(つまり全体の1/4とか1/3ぐらい)を読んだだけだったけど,なぜか気になって再読してみた. ファンタジーランド 【合本版】―狂気と幻想のアメリカ500年史作者:カート アンダーセン発売日: 2019/01/18メディア: Kindle版 ファンタジ…

ミヒル・A・デサイ『HOW FINANCE WORKS:ハーバード・ビジネス・スクールファイナンス講座』ダイヤモンド社

ファイナンスの本を読むのはめっちゃ久しぶりだ.... How Finance Works ハーバード・ビジネス・スクール ファイナンス講座作者:ミヒル・A・デサイ発売日: 2020/02/06メディア: Kindle版 この本を構成している内容は他のファイナンスの本とほとんど変わらな…

ジョン・ウッドワード『スーパービジュアル恐竜と大昔の生きもの』講談社

スーパービジュアル恐竜と大昔の生きもの作者:小林 快次発売日: 2018/06/23メディア: 単行本 三畳紀、ジュラ紀、白亜紀の中生代から新生代まで時代順に、生命の進化をわかりやすく解説。恐竜の誕生から進化、そして絶滅、さらにはその後のほ乳類の隆盛までを…

日経コンピュータ『システム障害はなぜ起きたか:みずほの教訓』日経BP社

最近またみずほでシステム障害障害*1が起きているので,読んでみたこの本. システム障害はなぜ起きたか~みずほの教訓発売日: 2002/06/03メディア: 単行本 「みずほフィナンシャルグループ」が2002年4月に引き起こした情報システム障害の真の原因を探り、こ…