競技力向上のためのウエイトトレーニングの考え方作者:河森 直紀ナップAmazon 〈練習〉と〈トレーニング〉とを混同するなって話で,特に著者が〈誤った競技特異的トレーニング〉と呼ぶもの――つまり練習に近づけたトレーニングあるいはトレーニングに近づけた…
肉体改造のピラミッド 栄養編作者:Eric Helms,Andy Morgan,八百 健吾AthleteBody株式会社Amazon はじめに ウェイトトレーニングを通して筋力や筋量を伸ばし,体力強化,体組織改善,健康増進などを目指すとき,栄養は避けては通れないテーマになります。 特…
表面をひっかく程度の記述しかないが,新書という形式上しょうがない。そのかわり,各章末に参考文献が紹介されている。 〈練習による上達〉と〈発達〉と〈ひらめき〉とが,同じメカニズムで捉えられているのが興味深い。 私たちはどう学んでいるのか ――創発…
The Big Miss: My Years Coaching Tiger Woods (English Edition)作者:Haney, Hank D.Crown ArchetypeAmazon 1. The Last Time Although it's commonly thought that Tiger plays go-for-broke golf and tries the most difficult shots with no fear, it's …
運動学習とパフォーマンス―理論から実践へ作者:リチャード・A. シュミット大修館書店Amazon 第1章 運動パフォーマンスと学習への入門 スキルに関する知識の応用 スキルの定義 スキルの多くの要素 スキルの分類 パフォーマンスと学習の理解 第I部 人間の熟練…
らくらくイタリア語文法+会話 (CDブック)作者:直樹, 近藤,カロリーナ,カパッソ国際語学社Amazon 本書は,はじめてイタリア語を学ぶ人を対象にしていますが,難易度の高い文法項目まで扱っていた,最後まで丁寧に学習していけば,一通りの会話はもちろんのこ…
NHK出版 これならわかるイタリア語文法 入門から上級まで作者:武田 好NHK出版Amazon 本書は,ひととおり読めばイタリア語文法が身につけられることをめざして執筆の作業が始まりました。イタリアごを学習する過程で抱く疑問点や質問事項を念頭に置いて説明文…
使えるイタリア語単語3700 MP3 CD-ROM付き作者:徳和, 佐藤,美絵子ジュリア, 北野ベレ出版Amazon イタリア語を「話す」「書く」「読む」ツールとして使いこなすための実用性と,実用イタリア語検定準2級まで対応という両面を兼ね備えたイタリア語単語集。 初…
イタリア語文法ハンドブック作者:小林 惺白水社Amazon イタリア語の文法について幅広くかつコンパクトにまとめた本。ざっと眺めた限りでは,初学者向きではない。CDなどはない。 『イタリア語のABC』と内容はほぼ被るが,一部ではこちらにしかない内容もある…
イタリア語のABC[改訂版]作者:長神悟白水社Amazon 東京外語大でイタリア語を勉強した人から教えてもらった。 帯いわく「日本でいちはん長く売れ続けているイタリア語の参考書」。CD付き,音声ダウンロードも可。 「本書は,イタリア語を初めて学ぶ人のための…
サブリミナル・マインド 潜在的人間観のゆくえ (中公新書)作者:下條信輔中央公論新社Amazon 現代の心理学のセントラルドグマ(中心教義)「人間は自分で思っているほど,自分の心の動きをわかってはいない」 心の動き=知覚 情動 行動の本当の理由 本当とは…
難解な本を読む技術 (光文社新書)作者:高田 明典光文社Amazon ここでいう〈難解な本〉とは現代思想の翻訳本――デリダとかドゥルーズとかガタリとかそういうやつ――であって,本書はそのエッセンスの入った離乳食を与えてくれるもののではなく,あくまでそれら…
感染の法則:ウイルス伝染から金融危機、ネットミームの拡散まで作者:アダム・クチャルスキー草思社Amazon 興味深い内容――〈感染〉をキーワードにさまざまなジャンルを横断する――だし,信頼感のある記述――コロナ前に書き始められた(コロナに便乗してない)…
決定版 脳の右側で描け作者:ベティ・エドワーズ河出書房新社Amazon なにかの本の中で本書が紹介されていて,そこで受講者のレッスンを受ける前と受けた後の自画像が並べて掲載されていたんだけど,それがとにかく説得力があった。レッスンを受ける前のは本当…
偉大な記憶力の物語――ある記憶術者の精神生活 (岩波現代文庫)作者:A.R.ルリヤ岩波書店Amazon 面白いは面白いんだけど……「だから何?」という感覚はどこまでもついてまわる。 141.34 : 普通心理学.心理各論 偉大な記憶力の物語 : ある記憶術者の精神生活 (岩…
宇宙怪人しまりす 医療統計を学ぶ (岩波科学ライブラリー)作者:佐藤 俊哉岩波書店Amazon Twitterでこの本の存在をたまたま知ったけど,非常に幸運だった。内容はコンパクトで例もシンプルでありながら,医療統計がどんなものかというエッセンスがしっかりと…
楽しみながら知性の鍛錬 ガードナー傑作選集 - ゲーム,パズル,マジックで知る娯楽数学の世界作者:Martin Gardner森北出版Amazon 〈娯楽数学〉を謳うにはレベルが高いなと思うというか,これを〈娯楽〉として楽しめるだけの知性は自分にはありませんって話な…
数学はなぜ哲学の問題になるのか作者:イアン・ハッキング森北出版Amazon ざっと眺めてみたけれど,自分にとってはどうでもいい本だった。訳者のひとりが〈訳者あとがき〉で,本書に対するいくつかの書評――「その評価は思ったほど芳しいものではない」と認め…
定理のつくりかた作者:竹山 美宏森北出版Amazon 本書は高校生を対象にした公開講座の内容をもとにしているだけに,数学的な内容は初等幾何・初等整数論に留まっており,そういう意味では物足りなさがある。意欲的な高校生が大学入試に向けてしっかりとした記…
スポーツ遺伝子は勝者を決めるか?──アスリートの科学 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)作者:デイヴィッド エプスタイン早川書房Amazon 後半はタイトルから想像されるような話(ケニアに長距離ランナーが多いとか,ジャマイカにはスプリンターが多いとか)。…
スポーツ科学の教科書――強くなる・うまくなる近道 (岩波ジュニア新書)作者:谷本 道哉岩波書店Amazon コンパクトでありながら,そしてジュニア新書でありながら,中身の詰まった本であった。内容は運動生理学・解剖機能学・スポーツバイオメカニクス・トレー…
ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論作者:デヴィッド グレーバー岩波書店Amazon 図書館で人気のようだったので借りてみたけど,これそんなに多くの人にハマる本か? この本自体がブルシットだとは言わないし,刺激的なタイトルはたしかにキャッチ…
外資系の流儀(新潮新書)作者:佐藤智恵新潮社Amazon 10年前の本だけど,さすがに10年前であっても〈外資系企業〉はもっと多様化していただろうというか,こんなベタな〈外資系〉ってどれぐらいあるんですか,って感じ。 335.47 外資系の流儀 (新潮社): 2012…
人類が知っていることすべての短い歴史(上)(新潮文庫)作者:ビル・ブライソン新潮社Amazon 人類が知っていることすべての短い歴史(下)(新潮文庫)作者:ビル・ブライソン新潮社Amazon 人類が知っていることすべての短い歴史作者:ビル ブライソン日本放…
はじめてのアラビア語 (講談社現代新書)作者:宮本雅行講談社Amazon 新書っていう形式で外国語の入門書を書くのは難しいですよね……。特にアラビア語のように,いろんな意味で馴染みの薄い言語であれば。フレーズから文字から文法から,基本的なことはひととお…
暗黙知の次元 (ちくま学芸文庫)作者:マイケル ポランニー筑摩書房Amazon 概念的な話が延々とつづくんだけど,ポランニーに興味を持ってない自分が読むべき本ではなかった。 いちばん面白かったのは,冒頭のここ: 私が哲学の諸問題に目覚めるきっかけになっ…
心の社会作者:Marvin Minsky,マーヴィン・ミンスキー産業図書Amazon ミンスキーによる「ぼくのかんがえたさいきょうのこころのりろん」ってところ。訳者あとがきによれば, ミンスキー教授の示す理論は,society of mind(心の社会)という考え方を軸として…
マインドセット「やればできる! 」の研究作者:キャロル・S・ドゥエック草思社Amazon 要するにマインドセットには二種類あって,「硬直マインドセット=fixed mindset」と「しなやかマインドセット=growth mindset」。 硬直マインドセットの人は,人間の才能…
〈英語のすべて〉とはまた大きく出たな,と思ったけど,本当に〈英語のすべて〉と思われることが書かれていた。さすが,ビル・ブライソン。薀蓄好きな自分としてはたまらない。 一般的な言語のはじまりの話からはじまって,そこまでする必要があるのか疑問だ…
The Muscle and Strength Pyramid: Training作者:Helms, Eric Russell,Morgan, Andy,Valdez, Andrea MarieIndependently publishedAmazon Rippetoe『スターティングストレングス』と併せて読めば,いい感じ。 Rippetoeのは良くも悪くも彼の個性が前面に出て…