Dribs and Drabs

ランダムな読書歴と音楽にまつわる備忘録

音楽史.各国の音楽 History of mucis

柴田南雄「西洋音楽の歴史」,『柴田南雄著作集 1』国書刊行会

ということで,「印象派以降」に続いてというかそれから遡るかたちでこの「西洋音楽の歴史」を読んだ。ようやく読み終えた。 思い違いかもしれないけれど,「印象派以降」よりもこの「西洋音楽の歴史」の方が,柴田南雄な想いというか感情というか好みという…

柴田南雄「印象派以降」,『柴田南雄著作集 1』国書刊行会

柴田南雄はもちろん最近『音楽史と音楽論』を(ようやく)読んで興味を持ったからなんだけど,なんで「印象派以降」を読もうと思ったんだっけな。とにもかくにも,こっちの方が圧倒的に面白い。文章量はやっぱり多い方が面白い。ドビュッシー以降の〈純音楽…

柴田南雄『音楽史と音楽論』岩波書店(岩波現代文庫)

柴田南雄のスケールの大きさ,視野の広さがよくわかる一冊。『若い読者のための音楽史』と似たような本でありながら,モノが違う。日本人が日本人に向けて書いている――放送大学での講義がベースになっている――ということもあって,日本の歴史を軸に据えなが…

ロバート・フィリップ『若い読者のための音楽史』すばる舎

全体通して面白く読める,というわけではないけれど,後半になるにつれて――つまり自分が割と知っているクラシックとそれ以降の音楽――面白くなってきた。特に現代音楽の作曲家,あるいはその作品と大衆との断絶みたいなところが。ワールドミュージック的なも…

ひのまどか『バルトーク(音楽家の伝記 はじめに読む1冊)』ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングスミュージックメディア部

借りるとき全然気づかなかったけど,これ大きな子供向けの伝記だわ。QRコード読み取って音楽が実際に聴ける仕組みにしてるのはいいと思う。 音楽家の伝記 はじめに読む1冊 バルトーク (音楽家の伝記はじめに読む1冊)作者:ひの まどかヤマハミュージックエン…

村井翔『マーラー』音楽之友社(作曲家・人と作品シリーズ)

マーラー (作曲家・人と作品シリーズ)作者:村井 翔音楽之友社Amazon たしかにこのシリーズが「実力は執筆陣による渾身の書き下ろし」と謳うように,著者の熱意が伝わる伝記である。 「著者紹介」では「専門はフロイト,羅漢精神分析学と20世紀オーストリア文…

堀内誠一, 谷川俊太郎『音楽の肖像』小学館

音楽の肖像作者:誠一, 堀内,俊太郎, 谷川小学館Amazon 作曲家とその作品とにまつわる,エッセイとイラストと詩。 いやー,こういうのを味わう心の余裕がないわ……。 762.8 音楽の肖像 = LA MUSIQUE EN PORTRAITS (小学館): 2020|書誌詳細|国立国会図書館サ…