Dribs and Drabs

ランダムな読書歴に成り果てた

近代:明治以降

城山三郎『官僚たちの夏』新潮社(新潮文庫)

面白いから一気に読めた。んだけど,なんだろうこの何とも言えない読後感は。 官僚たちの夏 (新潮文庫)作者:三郎, 城山新潮社Amazon バリバリ働けるのっていいですね/そんなに身を粉にして働いて何になるんですかね 当時の官僚の仕事ってやりがいがありそう…

「また御勉強?」|夏目漱石『明暗』より

「また御勉強?」 細君は時々立ち上がる夫に向かってこう云った.彼女がこういう時には,いつでもその語調のうちに或物足らなさがあるように津田の耳に響いた.ある時の彼は進んでそれに媚びようとした.ある時の彼はかえって反感的にそれから逃れたくなった…