Dribs and Drabs

ランダムな読書歴と音楽にまつわる備忘録

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小澤匡行『1995年のエアマックス』中央公論新社(中公新書ラクレ)

1995年のエア マックス (中公新書ラクレ)作者:小澤匡行中央公論新社Amazon 『東京スニーカー史』の著者による,セルフ二番煎じ/セルフ焼き直し/セルフ矮小化にしか思えない。そもそも「AIR MAX 95」に関する記述はごく一部なのに,どうしてこのタイトルに…

小澤匡行『東京スニーカー史』リットーミュージック

東京スニーカー史 (立東舎)作者:小澤 匡行立東舎Amazon 「なぜ〈エアマックス95〉に多くの日本人が熱狂したのか」については,誰も言及していない。この一抹の不思議に端を発し,それがこの本の取材の原動力になっている。 Air Max 95 は本書のクライマック…

アシックススポーツ工学研究所『足と靴の科学』日刊工業新聞社(B&Tブックス.おもしろサイエンス)

足と靴の科学 (おもしろサイエンス)作者:(株)アシックス スポーツ工学研究所日刊工業新聞社Amazon 国会図書館は「491.198」で港区図書館は「589.25」と分類が分かれている。しかし「はじめに」では 本書はこのように足の動きをサポートする靴について,足に…

CUSTOMIZE KICKS MAGAZINE編集部『HOW TO KICKS RESTORE:スニーカーレストアブック』グラフィック社

HOW TO KICKS RESTORE スニーカーレストアブック作者:CUSTOMIZE KICKS MAGAZINE編集部グラフィック社Amazon ジャンクに近い過去の名作スニーカーを,レストアして甦らせる。「ソールスワップ」といって,古いアッパーに新品のソールを持ってきてそれらを合体…

村尾隆介『ミズノ本:世界で愛される“日本的企業”の秘密』ワニブックス

ミズノ本 - 世界で愛される“日本的企業”の秘密 -作者:村尾 隆介ワニブックスAmazon とにもかくにも,ミズノ本に『ミズノ本』って名前をつけちゃう芸のなさね。 文中に何度も「僕が」が出てくるんだけど,だったら最初にこの著者が何者なのかを記すべきだと思…

ニコラス・スミス『スニーカーの文化史:いかにスニーカーはポップカルチャーのアイコンとなったか』フィルムアート社

スニーカーの文化史 いかにスニーカーはポップカルチャーのアイコンとなったか作者:ニコラス・スミスフィルムアート社Amazon イノベーション,スポーツへの貢献,スポーツの大衆化,スニーカーのカルチャー化,スニーカーにまつわる犯罪と労働問題と,話はだ…

Sam Grawe『Nike: Better is Temporary』Phaidon

Nike: Better is Temporary作者:Grawe, SamPhaidon PressAmazon 発売早々Phaidonのサイトで買ったのに,いつのまにかAmazonで買えるようになっていたぜ…。 まさに「Nikeのデザイン哲学に迫るビジュアルブック」*1で,いろんなシューズの写真を眺めているだけ…

フィル・ナイト『SHOE DOGS:靴にすべてを。』東洋経済新報社

SHOE DOG(シュードッグ)―靴にすべてを。作者:フィル・ナイト東洋経済新報社Amazon 圧倒的に面白いんだけど,その反面,人生半ば固まった中年男がこういう本をどういう気持ちで読めばいいんだろう,とも思う。純粋なエンターテインメントとして消化…