産業 Industry
さすがに枯れたねぇ,福田和也。「枯れたのがまたいい」とかじゃなくて,ただ枯れてるし,ただもの悲しい。昔取った杵柄で文章書いてるだけ。「男はとんかつだと思っている」と言い切りながら,それを納得させるような文章がひとつも出てこない。「保守を自…
BRUTUS(ブルータス) 2024年 9月15日号 No.1015 [GOOD COFFEE おいしいコーヒーのガイドブック。] [雑誌]マガジンハウスAmazon こないだ近所のカフェ*1にいったら,仲良くしてるスタッフのI君が「このブルータスいいですよ!」って興奮気味に教えてくれた。 …
ふしぎな国道 (講談社現代新書)作者:佐藤健太郎講談社Amazon 余はいかにして国道マニアとなりしか 本書は,日本の道路行政の問題について鋭く分析・検討し,何ごとか物申すような本ではない。各地の絶景やグルメを楽しむための,ドライブガイドのような本で…
大映テレビの研究作者:竹内義和澪標Amazon 本を読みながらこんなに笑ったのも久しぶり。そして学びが多かった。 「大映テレビ」っていうと自分の中では『スチュワーデス物語』――リアルタイムでは観ていないけれど――であり『アリエスの乙女たち』であり『プロ…
フォアグラの歴史 (「食」の図書館)作者:ノーマン・コルパス原書房Amazon 「歴史」というほど歴史は語られていないけれど,各方面からフォアグラを語っている。レシピとか,芸術の中のフォアグラとか,生産方法とか。 その生産方法も,露悪的に喧伝された非…
サカナとヤクザ ~暴力団の巨大資金源「密漁ビジネス」を追う~ (小学館文庫)作者:鈴木智彦小学館Amazon Twitterで目にしていた本,ようやく読んだ。胸焼けがしそうなほど濃密な本書だが,「好き放題にアワビが密漁され,密漁団にとっては濡れ手にアワビの状…
魚屋は真夜中に刺身を引き始める――鮮魚ビジネス革新の舞台裏作者:織茂 信尋ダイヤモンド社Amazon 東信水産代表取締役である著者による「魚屋の手前味噌な話」と言ってしまえばそれまでなんだけど,「業界の既存のビジネスモデルの限界と潜在的なチャンス」「…
ミツバチとはちみつ作者:のりゆき, みやたけ日本食糧新聞社Amazon 萌え絵風の絵柄と丸ゴシック,粗い装丁に違和感抱くんだけど,ミツバチとはちみつまわりの知識が得られて,はちみつを使ったレシピも紹介されている。 大人が読んでもそれなりに学べる,とい…
華麗なる交易 ― 貿易は世界をどう変えたか作者:ウィリアム・バーンスタイン日本経済新聞出版Amazon なんでこの本を手に取ったのかまったく覚えてないんだけど…… 交易がいかにグローバル化を推し進めてきたか、さらに不可避的に付随する文化的摩擦がどのよう…
日本の食料戦略と商社作者:川島 博之東洋経済新報社Amazon 日本が採るべき食料戦略とは? 食料価格の高騰や下落の要因・背景を考察し、将来の食料需給の方向性、海外調達力の強化や国内生産の増強について検討する。さらに、商社の食料ビジネスも具体的に紹介…
これまた「これぞブルーバックス」という内容だった。奥が深すぎて,自分ちで淹れようとは思わない……(エスプレッソマシンを除く)。 コーヒーの科学 「おいしさ」はどこで生まれるのか (ブルーバックス)作者:旦部幸博講談社Amazon 内容紹介: コーヒーの独…
昭和解体 国鉄分割・民営化30年目の真実作者:牧 久講談社Amazon 話として読む分には面白いけど,この時代に国鉄利用者として生きていなくてよかったなぁ,という印象。 装丁が秀逸だし,これがほどんどを物語っている感じ(民営化の影には労組の存在が大だっ…
「旅客機運航のメカニズム」ということで,まさに「運航」だし「オペレーション」の話だった。なんでこの本を買ったんだったっけな? 図解 旅客機運航のメカニズム 航空機オペレーション入門 (ブルーバックス)作者:三澤慶洋講談社Amazon