Dribs and Drabs

ランダムな読書歴と音楽にまつわる備忘録

国防.軍事 National defense. Military science

ヤン・オングストローム, J.J.ワイデン『軍事理論の教科書:戦争のダイナミクスを学ぶ』勁草書房

軍事理論の教科書作者:ヤン・オングストローム,J.J. ワイデン勁草書房Amazon ガチガチの教科書。僕のような表層的な人間がさらっと眺めて楽しめるようなものではなかった。教科書だからって,わざわざ平板な記述にすることもなかろうに。 軍事理論にフォーカ…

小泉悠『現代ロシアの軍事戦略』筑摩書房(ちくま新書)

現代ロシアの軍事戦略 (ちくま新書)作者:小泉悠筑摩書房Amazon 前から気になっていた本書だが,今のウクライナ侵攻によって俄然注目を集めている,と思う。「職業的オタク」を自認する著者による,現代ロシア軍のオタク的側面――兵器,軍事組織,戦術,戦略に…

北村滋『情報と国家:憲政史上最長の政権を支えたインテリジェンスの原点』中央公論新社

情報と国家-憲政史上最長の政権を支えたインテリジェンスの原点 (単行本)作者:北村 滋中央公論新社Amazon 「北村滋」といわれてもピンとこないけど,「北村前国家安全保障局長」という字面には多くの人が見覚えがあるはず。「九年半以上もの間,内閣情報官及…

佐道明広『自衛隊史:防衛政策の七〇年』筑摩書房(ちくま新書)

自衛隊史: 防衛政策の七〇年 (ちくま新書)作者:佐道 明広筑摩書房Amazon 教義の自衛隊史にとどまらず,日本の安全保障,日米関係(安保),本土と沖縄との関係,そして民主主義というものを俯瞰し,そしてそれらについて考えさせられるという,非常に骨太な…

スイス政府『民間防衛:あらゆる危険から身を守る』原書房

Bookishなら必ずその存在を知っているであろうこの本。ようやく手にとってみた。 民間防衛ーあらゆる危険から身をまもる原書房Amazon 思っていたのとちょっと違っていたというか,最初は結構なページを割いて「精神論」を語っていて,たとえば われわれは,…