Dribs and Drabs

ランダムな読書歴に成り果てた

外交.国際問題 International relations

大嶽秀夫『ニクソンとキッシンジャー:現実主義外交とは何か』中央公論社(中公新書)

ニクソンとキッシンジャー 現実主義外交とは何か (中公新書)作者:大嶽秀夫中央公論新社Amazon 「現実主義外交とは何か」について,著者は冒頭でこう要約する. 国際政治については日本人も,それが熾烈な競争の場であり,各国が自らの利益を追求する中で諸外…

パスカル・ボニファス『最新世界情勢地図』ディスカヴァー・トゥエンティワン

増補改訂版 最新 世界情勢地図作者:パスカル・ボニファス,ユベール・ヴェドリーヌディスカヴァー・トゥエンティワンAmazon 装丁は綺麗になされているし,多く掲載されている地図も眺めていて楽しいんだけど,各項目に対する文章は「キャプション」程度の量し…

細谷雄一『国際秩序:18世紀ヨーロッパから21世紀アジアへ』中央公論社(中公新書)

国際秩序 - 18世紀ヨーロッパから21世紀アジアへ (中公新書)作者:細谷 雄一中央公論新社Amazon細谷雄一らしい,参考文献が懇切に付与され,そして丁寧が議論がなされている本でありました。ただ,サブタイトルにある「18世紀ヨーロッパ」に関する記述が厚く…

鈴木美勝 『日本の戦略外交』筑摩書房(ちくま新書)

日本の戦略外交 (ちくま新書 1236)作者:鈴木 美勝筑摩書房Amazon高坂正堯『国際政治 - 恐怖と希望』中公新書のような「一般的」な本も面白いのであるが,あるいは福永文夫『日本占領史1945-1952 - 東京・ワシントン・沖縄』中公新書のような本で過去を知るの…

高坂正堯『国際政治:恐怖と希望』中央公論社(中公新書)

ここ(最近の読書を通じて思ったこと|主に「反権力の権力化」ついて - Dribs and Drabs)で書いた『外交感覚』の高坂正堯が,国際政治に関する自らの考えを「改めて」「一般的に」考えてまとめたのが,この『国際政治』であります。国際政治 - 恐怖と希望 (…

細谷雄一『安保論争』筑摩書房(ちくま新書)

「安保論争」といって,「1960年代の」ではなく「2015年の」,である。「集団的自衛権」という言葉だけが独り歩きした感のある2015年の「安全保障関連法」に関して肯定的な評価をする著者が,その必要性について,歴史的・現代的な背景を踏まえながら,丁寧…

日本再建イニシアティブ『現代日本の地政学:13のリスクと地経学の時代』中央公論社(中公新書)

独立系シンクタンク「日本再建イニシアティブ」による著書で,中公新書からは『民主党政権 失敗の検証 - 日本政治は何を活かすか』に次ぐもの。地政学に対する自分の興味が強まっている中で(地政学について知りたい - Dribs and Drabs),「現代の」「日本…

篠田英朗『平和構築入門:その思想と方法を問いなおす』筑摩書房(ちくま新書)

著者のブログを愛読しているし(「平和構築」を専門にする国際政治学者),かつて著者の他の著作も読んでいるので(最近の読書を通じて思ったこと|主に「反権力の権力化」ついて - Dribs and Drabs),という軽い気持ちで手に取ったこの本です。が,著作の…

地政学について知りたい

地政学とは Wikipediaによりますと,地政学とはこう定義されています。 地政学(ちせいがく、英: Geopolitics:ジオポリティクス、独: Geopolitik:ゲオポリティク、仏: Géopolitique:ジェオポリティク)は、地理的な環境が国家に与える政治的、軍事的、経…

最近の読書を通じて思ったこと|主に「反権力の権力化」ついて

イントロダクション 「25歳のとき左翼にならない人には心がない。35歳になってもまだ左翼のままの人には頭がない。」とウィンストン・チャーチルが言った,というのは間違いらしく,実際にチャーチルが言ったのは「20歳までに自由主義者でなければ情熱が足り…