Dribs and Drabs

書評じゃなくて,ただのメモ

ドイツ・オーストリア哲学 German and Austrian philosophy

御子柴善之『自分で考える勇気:カント哲学入門』岩波書店(岩波ジュニア新書) 134.2

自分で考える勇気 カント哲学入門 (岩波ジュニア新書)作者:御子柴 善之岩波書店Amazon カントさん,いろんなことを考えたみたいだけれど,オレとしてはこっちのアプローチの方が好きだな↓。面白いことにこの本,「タスク分析の概念はカントである。少なくと…

鬼界彰夫『ウィトゲンシュタインはこう考えた:哲学的思考の全軌跡1912–1951』講談社(講談社現代新書) 134.97

ウィトゲンシュタインはこう考えた-哲学的思考の全軌跡1912~1951 (講談社現代新書 1675)作者:鬼界 彰夫講談社Amazon 入門書としては永井均の方がとっつきやすいかなぁ。これはこれで〈力作〉という感はあるし,面白いけど──特に序盤。『論理哲学論考』にフォ…

長谷川宏『ヘーゲル『精神現象学』入門』講談社(講談社選書メチエ) 134.4

ヘ-ゲル『精神現象学』入門 (講談社選書メチエ 153)作者:長谷川 宏講談社Amazon NDCってガウスにもアインシュタインにも固有のコードは与えられていないのに,なんで哲学者はそうなっているんだろう,っていうのをつねづね思っているんだけど,それはともか…

筒井康隆『誰にもわかるハイデガー : 文学部唯野教授・最終講義』河出書房新社 134.96

誰にもわかるハイデガー 文学部唯野教授・最終講義 (河出文庫)作者:筒井康隆河出書房新社Amazon ここにあるように『存在と時間』の本質が倫理的なもの――人間は死すべきものであり,それを不安に思うから良心を持とうとする――のだとしたら,頑張って読む意味…

フリードリッヒ・ニーチェ『善悪の彼岸;道徳の系譜』筑摩書房(ちくま学芸文庫, ニーチェ全集, 11) 134.94

ニ-チェ全集 (11) (ちくま学芸文庫 ニ 1-11)作者:フリードリッヒ ニーチェ筑摩書房Amazon ということで満を持して読んでみた*1。 まず「体系性からいってもその密度からいっても群を抜いている」らしい『道徳の系譜』なんだけど,どこが体系的なんだよ! と…

竹田青嗣『ニーチェ入門』筑摩書房(ちくま新書)

ニーチェ入門 (ちくま新書)作者:竹田青嗣筑摩書房Amazon 久しぶりに読んだけど,文章の切れ味がいいんだよね,この本というかこの著者。たとえば『悲劇の誕生』に関して, まずはその実質的なモチーフはつぎのようなことになる。「いまや現代ドイツに真の芸…