Dribs and Drabs

ランダムな読書歴と音楽にまつわる備忘録

ゴルフ Golf

ジョン・フェインスタイン『天国のキャディ』日本経済新聞社

ブルース・エドワーズのことはうっすらと知っていた――主にぺブルの17番でトム・ワトソンがチップインしたとき「Told you so!」と言った相手として――つもりだけど,彼が今のキャディーの姿のパイオニアだったことは知らなかったし,ターンベリーの〈Duel in t…

Alan Shipnuck『LIV and Let Die』Avid Reader Press

LIV and Let Die: The Inside Story of the War Between the PGA Tour and LIV Golf (English Edition)作者:Shipnuck, AlanAvid Reader Press / Simon & SchusterAmazon Foreword Says Jacobsen today, "People have asked me a lot lately, 'Why is Greg No…

Hank Haney『The Big Miss: My Years Coaching Tiger Woods』

The Big Miss: My Years Coaching Tiger Woods (English Edition)作者:Haney, Hank D.Crown ArchetypeAmazon 1. The Last Time Although it's commonly thought that Tiger plays go-for-broke golf and tries the most difficult shots with no fear, it's …

Alan Shipnuck『Phil: The Rip-Roaring (and Unauthorized!) Biography of Golf's Most Colorful Superstar』Avid Reader Press / Simon & Schuster

Phil: The Rip-Roaring (and Unauthorized!) Biography of Golf's Most Colorful Superstar (English Edition)作者:Shipnuck, AlanAvid Reader Press / Simon & SchusterAmazon ゴルフジャーナリズム界では有名なアラン・シプナックが,PGAツアーでもっとも…

森功『ゴルフトーナメントスポンサー興亡史』幻冬舎(幻冬舎新書)

ゴルフトーナメント スポンサー興亡史 (幻冬舎新書)作者:森 功幻冬舎Amazon もともとは「週刊パーゴルフ」の連載。ゴルフの話であり,企業の話であり,経済の話でもある。ゴルフトーナメントのスポンサーの話とは,なかなか面白いテーマだ。同著者の本は過去…

杉山通敬『中部銀次郎 ゴルフの極意:心のゲームを制する思考』日本経済新聞社(日経ビジネス人文庫)

中部銀次郎 ゴルフの極意 心のゲームを制する思考 (日経ビジネス人文庫)作者:杉山 通敬日経BPAmazon アマチュアゴルファーが「もしかしたら自分のゴルフにも活かせるんじゃないか」と期待が持てるような〈名言〉が散りばめられている。 「ゴルフでは起こった…

本條強『中部銀次郎 ゴルフの要諦』日本経済新聞出版社(日経ビジネス人文庫)

中部銀次郎 ゴルフの要諦 伝説のゴルファーに学ぶゴルフの大原則 (日経ビジネス人文庫)作者:本條 強日本経済新聞出版社Amazon 確かに中部銀次郎の幼少期とか,「2回戦ボーイ」だった中部がいかにしてマッチプレーに強くなるかといったプロセスは面白いものは…

大塚和徳『ゴルフ時空間ツアー:スコットランド・イングランド・アメリカ・日本の草創期のコースと天才たち』ゴルフダイジェスト社(CHOICE選書)

ゴルフ時空間ツアー (Choice選書)作者:大塚 和徳ゴルフダイジェスト社Amazon 「時空間ツアー」ってなんのこっちゃと思ったら,要するに「昔話」。もともと『Choice』誌に連載されていた「痛快!ゴルフ史」を再編集して書籍化したようだが,だったらタイトル…

Tom Doak『ゴルフコースを解剖する:設計の技術とコース攻略法』ソフトサイエンス社

Amazonにデータがないんだけど…『The Anatomy of a Golf Course』が翻訳されていたの,知らなかった。 翻訳について 「ゴルフに関して全く門外漢である」という訳者(籏野充子)による訳は,全体的に頑張っているけれど,ところどころで間違いがある。「無類…

川田太三『スゴい!ゴルフコース品定め。:スコアじゃなく、コースに挑もうじゃないか』ゴルフダイジェスト社(CHOICE選書)

スゴい!ゴルフコース品定め。 (Choice選書)作者:川田太三ゴルフダイジェスト社Amazon 雑誌連載を再編しただけあって,記述が散発的で表層的。似たような内容が複数個所に出てきたりして,盛り下がる。パー3ホールを「ショート(ホール)」と呼んでいるのはど…

松山英樹『彼方への挑戦』徳間書店

彼方への挑戦作者:松山英樹徳間書店Amazon ゴーストライター(GDOの桂川洋一)が書いたと分かっていて読む文章は,陳腐で不要だと思える箇所が多々ある。改行が多めの文章も,幼稚に感じられることがある。ただ,いろいろなこと――新設されたアジアマ優勝で手…

セオドア・P・ジョーゲンセン『ゴルフを科学する』丸善

ゴルフを科学する (丸善ブックス (051))作者:セオドア・P・ジョーゲンセン丸善Amazon 図書館でたまたま手に取ったけど,そうか,『The Physics of Golf』の翻訳か(あとで読もうと思ってずっととっておいたはずだったけど,書棚からなくなってた)。 The Phy…

マサ・ニシジマ『ゴルフコース好奇心:そうだったのか。ゴルフが楽しくなるコースの見方』ゴルフダイジェスト社

ゴルフコース好奇心―ANALYSIS OF A GOLF COURSE作者:マサ・ニシジマゴルフダイジェスト社Amazon 感想というか抜粋は以下にある通りなので繰り返さないけど, マサ・ニシジマ『ゴルフコース好奇心』ゴルフダイジェスト社|Front 9 - Linkslover マサ・ニシジ…

本條強『マスターズ:ゴルフ「夢の祭典」に人はなぜ感動するのか』筑摩書房(ちくま新書)

マスターズ ――ゴルフ「夢の祭典」に人はなぜ感動するのか (ちくま新書)作者:本條強筑摩書房Amazon 著者は『書斎のゴルフ』の元編集長. 一人のアマチュアの夢が、なぜ4大メジャー大会の一つとなり、全ゴルファーのあこがれとなっていったのか。ゴルフの夢の…

クレイグ・デイビース, ヴィンス・ディサイア『ゴルフ解剖学』ベースボール・マガジン社(スポーツ解剖学シリーズ)

ゴルフ解剖学 (スポーツ解剖学シリーズ)作者:クレイグ・デイビース,ヴィンス・ディサイアベースボール・マガジン社Amazon 昔これの原書を持っていたことがあったけど,改めてこの翻訳版を手にしてみた。 原書に比べて翻訳版の方が判型が小さい とはいえ日本…

大塚和徳『コースが語る世界のゴルフ史』日本経済新聞出版

この本の存在は長らく知ってて,本来であれば自分みたいな人間はさっさと読まなきゃいけなかった内容なんだけど,ずっと先延ばしにしてた……。 だって表紙がベタすぎるから。 コースが語る世界のゴルフ史作者:大塚 和徳日本経済新聞出版Amazon コースの歴史。…

浜田節夫, 小山田良治, 木寺英史, 小田伸午『ゴルファーなら知っておきたい「からだ」のこと』大修館書店

自炊したときのPDFが手元に残っていたので,再読してみまた。 が,評価が難しい……。「人間の体はこういう構造でこういう癖があるから,こういう意識で動いた方がいいよ」というのは真実だろうけど,「そもそもこの本の中で目指そうとしているスイングが最適…

Nick Bradley『7 Laws of the Golf Swing: Visualizing the Perfect Swing to Maximize Your Game』BBC

著者のニック・ブラッドリー*1はジャスティン・ローズを指導したこともあって,この本のForewardもローズが書いているし,この本はベストセラーになったらしい。 「ゴルフスイングにおける感覚を印象的なビジュアルで表現する」という試みは面白いけど,その…

Dave Pelz『Dave Pelz's putting bible: the complete guide to mastering the green』

Dave Pelz's Putting Bible (Dave Pelz Scoring Game)作者:Pelz, DaveAurum Press LtdAmazon Putting Overview Chapter 1 / What Is Putting? フルスイングゲームとパッティングとは別物。 ペルツの考えるパッティングの名手は,ジョージ・アーチャー,ベン…

松本協『ゴルフの力学:スイングは「クラブが主」「カラダは従」』三栄書房

ゴルフ の 力学 スイング は「 クラブ が主」「 カラダ は従」 (サンエイ新書)作者:松本協三栄Amazon 「ゴルフスイング物理学」を意識したかのような書名ですが,それはさておき。 もちろん重箱の隅をつつくような指摘はできるけど,新書という限定されたフ…