Dribs and Drabs

ランダムな読書歴に成り果てた

4【自然科学】Natural sicences

数学,理学,医学

尾身茂『WHOをゆく:感染症との闘いを超えて』医学書院

WHOをゆく: 感染症との闘いを超えて作者:尾身 茂発売日: 2011/10/21メディア: 単行本 尾身さんというと「西太平洋地域からポリオを根絶した人」と言われるんだけど,そのポリオ根絶の話は29ページまでで終わってしまった.しかしそのあとも,WHO西太平洋地域…

奥谷喬司『イカはしゃべるし,空も飛ぶ:面白いイカ学入門』講談社ブルーバックス

イカはしゃべるし、空も飛ぶ〈新装版〉 面白いイカ学入門 (ブルーバックス)作者:奥谷喬司発売日: 2014/11/21メディア: Kindle版 「イカはしゃべるし,空も飛ぶ」というか,「しゃべるように他の個体とコミュニケートするイカもいるし,トビウオのように水面…

都筑卓司『マックスウェルの悪魔:確率から物理学へ』講談社ブルーバックス

新装版 マックスウェルの悪魔―確率から物理学へ (ブルーバックス)作者:都筑 卓司発売日: 2002/09/20メディア: 新書 古いタイプのブルーバックスって感じ.古臭い感じの「お話」が長々と続くし,もたもたしていて本題にすんなり入っていかないし. 421.4

黒木登志夫『新型コロナの科学:パンデミック、そして共生の未来へ』中公新書

新型コロナの科学 パンデミック、そして共生の未来へ (中公新書)作者:黒木登志夫発売日: 2021/02/16メディア: Kindle版 「新型コロナの科学」と謳いつつ,そこにあるのは事実の羅列と主観と,そして「PCR検査を拡大せよ」というポジショントークであった. …

伊藤公一朗『データ分析の力 因果関係に迫る思考法』光文社新書

データ分析の力 因果関係に迫る思考法 (光文社新書)作者:伊藤 公一朗発売日: 2017/04/21メディア: Kindle版 著者いわく,「実践的データ分析に焦点を当てた,計量経済学への超入門書」である. 統計を少しでもかじった人間なら「因果関係」という文字にピク…

ジョン・ウッドワード『スーパービジュアル恐竜と大昔の生きもの』講談社

スーパービジュアル恐竜と大昔の生きもの作者:小林 快次発売日: 2018/06/23メディア: 単行本 三畳紀、ジュラ紀、白亜紀の中生代から新生代まで時代順に、生命の進化をわかりやすく解説。恐竜の誕生から進化、そして絶滅、さらにはその後のほ乳類の隆盛までを…

小島寛之『完全独習ベイズ統計学入門』ダイヤモンド社

『シグナル&ノイズ』がベイズ推しだったので,読んでみた. *1 完全独習 ベイズ統計学入門作者:小島 寛之発売日: 2015/11/20メディア: 単行本(ソフトカバー) 数学の/初等確率論・統計学の知識があればサラッと読めるし,最初の数ページ(ベイズの公式を…

クリス・マクマナス『非対称の起源:偶然か、必然か』講談社ブルーバックス

図書館で目に入ったので借りて読んでみたけど,想像以上の本だった. 非対称の起源―偶然か、必然か (ブルーバックス)作者:クリス・マクマナス発売日: 2006/10/21メディア: 新書 一義的には「人間の体の非対称性(内蔵の位置,脳の左右差,聞き手など)はどう…

齋藤昭彦『症状から治療点をさぐるトリガーポイント:運動・からだ図解』マイナビ出版

運動・からだ図解 症状から治療点をさぐる トリガーポイント発売日: 2019/09/20メディア: Kindle版 体全体のトリガーポイントをきれいなイラストで図示してくれるのは有り難いんだが,自分でやるには限界があるな。 とりあえず,「圧迫する指先は身体部位の…

ネイト・シルバー『シグナル&ノイズ:天才データアナリストの「予測学」』日経BP社

これまたなんともダサいサブタイトルにしたもんだが(もともとは「why so many predictions fail but some don't」),めっちゃ示唆的。もっと早く読むべきだった。 シグナル&ノイズ 天才データアナリストの「予測学」作者:ネイト・シルバー発売日: 2013/11/…

佐藤成美『「おいしさ」の科学:素材の秘密・味わいを生み出す技術』講談社ブルーバックス

「おいしさ」の科学 素材の秘密・味わいを生み出す技術 (ブルーバックス)作者:佐藤 成美発売日: 2018/03/15メディア: 新書 コンパクトながらも,まさに“「おいしさ」の科学”にまつわるネタが網羅されており,これぞブルーバックス!という感じ。 内容紹介 焼…

ロゲルギスト『新 物理の散歩道:第1集』ちくま学芸文庫

新 物理の散歩道〈第1集〉 (ちくま学芸文庫)作者:ロゲルギスト発売日: 2009/05/11メディア: 文庫 大学生のときに友人Sに「ロゲルギストおもろいで」って言われたような記憶がかすかにあるんだけど,それから四半世紀経ってようやく読んでみた。 ……うん,まぁ…

ジョージ・G・スピーロ『ポアンカレ予想:世紀の謎を掛けた数学者、解き明かした数学者』早川書房

ポアンカレ予想―世紀の謎を掛けた数学者、解き明かした数学者 (ハヤカワ文庫 NF 373 〈数理を愉しむ〉シリーズ)作者:ジョージ G.スピーロ発売日: 2011/04/30メディア: 文庫 ポアンカレ予想に関する本は数多くあって,なんでこれを買ったんだったかな。 ポア…

青野由利『ゲノム編集の光と闇:人類の未来に何をもたらすか』ちくま新書

「ゲノム編集」まわりの歴史と現在,現代的な課題とかが一通りまとめられていて,良かった。 ゲノム編集の光と闇 ──人類の未来に何をもたらすか (ちくま新書)作者:青野由利発売日: 2019/02/22メディア: Kindle版

David Joyner『群論の味わい : 置換群で解き明かすルービックキューブと15パズル』共立出版

『ガロア理論の頂(いただき)を踏む』を眺めたあとだと,無味乾燥なテキストブックのようにしか見えなくて……。ルービックキューブの具体的な解法テクニックとかが載っているわけでもなく(当然ながら)……。 群論の味わい -置換群で解き明かすルービックキ…

石井俊全『ガロア理論の頂 (いただき) を踏む』ベレ出版

ガロア理論の頂を踏む作者:石井俊全発売日: 2019/01/18メディア: Kindle版 いろいろな感想を抱くんだけど, そう,ガロア理論(を理解すること)ってなんとなく憧れるんであって,それを最終目標にして全体を構成するっていうのは,とてもいい という意味で…

ルイス・ウォルパート, アリスン・リチャーズ 著, 青木薫, 近藤修 訳『科学者の熱い心 : その知られざる素顔』講談社ブルーバックス

これ,名著じゃん。 科学者の熱い心―その知られざる素顔 (ブルーバックス)作者:ウォルパート,ルイス,リチャーズ,アリスンメディア: 新書 BBCの番組がもとになっているみたいだけど,さすがBBC。

ジョージ・G・スピーロ『ケプラー予想 : 四百年の難問が解けるまで』新潮文庫

ケプラー予想: 四百年の難問が解けるまで (新潮文庫―Science&History Collection)作者:ジョージ・G. スピーロ発売日: 2013/12/24メディア: 文庫 「第12章 コンピューターとアルゴリズム」のあたりがいちばん面白かったかな。知らないことが多すぎる……。

ロビン・ウィルソン『四色問題』新潮文庫

一松信の本*1と読み比べるために,読んでみた。そして,一松信の本より遥かに良い,という印象を得た(全体的に,一松信の本は「可もなく不可もなく」だし「よくまとまっている」けど,面白さはない)。 四色問題 (新潮文庫)作者:ロビン ウィルソン発売日: 2…

一松信『四色問題 : その誕生から解決まで』講談社ブルーバックス

解決までの経緯を過不足なくコンパクトにまとめているけれど,こういう本は早々に挫折する。 四色問題 どう解かれ何をもたらしたのか (ブルーバックス)作者:一松 信発売日: 2016/05/20メディア: 新書

松井孝典『地球=誕生と進化の謎 : 最新地球学入門』講談社現代新書

同僚に勧められて買ってみたんだが……なんともスケールが大きな本だ。 地球 誕生と進化の謎―最新地球学入門 (講談社現代新書)作者:松井 孝典メディア: 新書 「これまでの学問分野にとらわれることなく,新たな総合学としての”地球学”を建設せねばならないだろ…

池谷裕二『記憶力を強くする : 最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方』講談社ブルーバックス

「記憶力を強くする」という,下手をするとカッパブックス的な内容になりそうなテーマに対して,理論と実践とをバランス良く記述している。 記憶力を強くする 最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方 (ブルーバックス)作者:池谷裕二発売日: 2014/06/27メディ…

中村義作『パズルでひらめく補助線の幾何学 : "魔法の補助線"を見つけよう』講談社ブルーバックス

暇つぶしというか,頭の体操にはちょうどいい。 パズルでひらめく補助線の幾何学―"魔法の補助線"を見つけよう (ブルーバックス)作者:中村 義作発売日: 2003/09/21メディア: 新書

大栗博司『大栗先生の超弦理論入門 : 九次元世界にあった究極の理論』講談社ブルーバックス

前にも読んでいたはずだけど,再読したら「読んだことのない」話でいっぱいだった。記憶していないだけだけど……。 大栗先生の超弦理論入門 (ブルーバックス)作者:大栗 博司発売日: 2013/08/21メディア: 新書 大栗先生の人柄が文章の至るところから垣間見えて…

池谷裕二『単純な脳、複雑な「私」:または,自分を使い回しながら進化した脳をめぐる4つの講義』講談社ブルーバックス

著者自らがこの本(のもとになった高校生への講義)の特徴をこう語っている。 「脳のしくみの説明そのものよりも,「脳」を考えるプロセスに主眼を置いた」「脳が機能する意義とそれを支えるプロセスの意義。脳を今までとは違う視点で眺める……そのための姿勢…

仲野徹『こわいもの知らずの病理学講義』晶文社

大阪大学医学部で教鞭をとる著者が、学生相手に行っている「病理学総論」の内容を、「近所のおっちゃん・おばちゃん」に読ませるつもりで書き下ろした、おもしろ病理学講義。しょもない雑談をかましながら病気のしくみを笑いとともに解説する、極上の知的エ…

エドワード・フレンケル『数学の大統一に挑む』文藝春秋

加藤文元『宇宙と宇宙をつなぐ数学』*1 の中の「ジグソーパズル」の話で登場していたこの本,なんとも面白かった。一般向けの本でここまで遠慮なく専門用語を使って,それでいて何かを感じとらせるのだから,すごい。本人の数学に対する「愛」もさることなが…

池谷裕二『進化しすぎた脳:中高生と語る「大脳生理学」の最前線』講談社ブルーバックス

池谷裕二の著書は初めて読んだけど,面白くて一気に読み進めた。あとがき(「ブルーバックス版刊行に寄せて」)にあるように,池谷の「テンポのよさ,潔さ,自身と勢い」がある。 進化しすぎた脳―中高生と語る「大脳生理学」の最前線 (ブルーバックス)作者:…

加藤文元『宇宙と宇宙をつなぐ数学:IUT理論の衝撃』KADOKAWA

「加藤先生ってば前戯がお上手,んもぉー,早くIUT理論ちょうだーい」,と思って読み進めた割には,肝心のIUT理論の箇所が短小で,なんだか拍子抜けしたんですが,まぁしょうがないか。 宇宙と宇宙をつなぐ数学 IUT理論の衝撃作者:加藤 文元発売日: 2019/04/…

鎌田浩毅『やりなおし高校地学』ちくま新書

高校生のとき地学をとろうとはちっとも思わなかったけど,これ読んでみたら面白いしタメになるしで,興味もないくせに受験情報に流されて化学をとって二次試験も受けたのはなんだったんだろうかと。やりなおし高校地学 (ちくま新書)作者:浩毅, 鎌田発売日: 2…