Dribs and Drabs

ランダムな読書歴に成り果てた

2021-12-20から1日間の記事一覧

上田勲『プリンシプルオブプログラミング:3年目までに身につけたい一生役立つ101の原理原則』秀和システム

プリンシプル オブ プログラミング 3年目までに身につけたい 一生役立つ101の原理原則作者:上田勲秀和システムAmazon 日本人が日本語で書いた本なのに,翻訳本かのようなタイトルは何なのでしょうか。プリンシプル名を日本語と英語の両方で表記しているのは…

牧野雅彦『精読アレント『全体主義の起源』』講談社(講談社選書メチエ)

精読 アレント『全体主義の起源』 (講談社選書メチエ)作者:牧野 雅彦講談社Amazon アレントの本を読む前にこちらで準備しておこうと思ったが,まったく頭に入ってこない。エキサイティングな感じがしない。アレントの本に問題があるのか,この本に問題がある…

アントニオ・R・ダマシオ『デカルトの誤り:情動、理性、人間の脳』筑摩書房(ちくま学芸文庫)

デカルトの誤り 情動、理性、人間の脳 (ちくま学芸文庫)作者:アントニオ・R・ダマシオ筑摩書房Amazon よく知られるフィネアス・ゲージの話――鉄道施設現場で事故が起き,鉄棒が前頭部を貫通,それによって性格と行動が一変した――の出どころ。いろんな本で目にし…

小室直樹『数学嫌いな人のための数学:数学原論』東洋経済新報社

数学嫌いな人のための数学―数学原論作者:小室 直樹東洋経済新報社Amazon はいはい,おじいちゃん,いろいろ知っててすごいですねー。 「はじめに」の最初の見開きでいやな予感をさせて,ページが進むにつれてその予感を確信に変えていくスタイル。すごい。 4…

小澤匡行『1995年のエアマックス』中央公論新社(中公新書ラクレ)

1995年のエア マックス (中公新書ラクレ)作者:小澤匡行中央公論新社Amazon 『東京スニーカー史』の著者による,セルフ二番煎じ/セルフ焼き直し/セルフ矮小化にしか思えない。そもそも「AIR MAX 95」に関する記述はごく一部なのに,どうしてこのタイトルに…

橘玲『(日本人)』幻冬舎

(日本人)作者:橘玲幻冬舎Amazon 誰かの勉強ノートを見せられているようだ――橘玲が最近書いているものはだいたいそうだけど。「こういう本がある,ここではこんなことが書かれいる,実は人間/日本人というのは〇〇だ,果たして将来はどうなるのだろうか?…