Dribs and Drabs

ランダムな読書歴に成り果てた

経済学.経済思想 Economic theory and thought

マックス・ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』日経BP社(Nikkei BP classics)

プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 (日経BPクラシックス)作者:マックス・ウェーバー日経BPAmazon 他の古典――たとえば『種の起源』とか――に比べれば遥かに「読める」。のだけれど,ウェーバーの記述は冗長であり洗練されているとはいいがたく,全体…

フランク・H・ナイト『リスク、不確実性、利潤』筑摩書房

リスク、不確実性、利潤 (単行本)作者:フランク・H・ナイト筑摩書房Amazon 読みにくい。ナイト本人が本書を「従来の経済的教義の根本原理をより正確に提示し,その含意をより明確に示そうとする試みを表した」と言っているわりには,訳者には「ナイトの議論…

伊藤公一朗『データ分析の力 因果関係に迫る思考法』光文社(光文社新書)

データ分析の力 因果関係に迫る思考法 (光文社新書)作者:伊藤 公一朗光文社Amazon 著者いわく,「実践的データ分析に焦点を当てた,計量経済学への超入門書」である. 統計を少しでもかじった人間なら「因果関係」という文字にピクっと反応するんだけど,ま…

ジョン・ケイ『想定外:なぜ物事は思わぬところでうまくいくのか』ディスカヴァー・トゥエンティワン

想定外 なぜ物事は思わぬところでうまくいくのか 作者: ジョンケイ,青木高夫 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン 発売日: 2012/12/14 メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 4回 この商品を含むブログ (2件) を見る 「例えば株主利益…