Dribs and Drabs

ランダムな読書歴に成り果てた

アダム・クチャルスキー『感染の法則:ウイルス伝染から金融危機、ネットミームの拡散まで』草思社

興味深い内容――〈感染〉をキーワードにさまざまなジャンルを横断する――だし,信頼感のある記述――コロナ前に書き始められた(コロナに便乗してない)上に,その道の専門家が書いたもの――なんですけどね。内容も豊富でしっかりと書かれているんだけど,ただ残念なことに,ビル・ブライソンの本のような〈面白さ〉に欠けている――ビル・ブライソン的なものをビル・ブライソン以外に求めるのもどうかと思うが――のが,この本がいまいち流行らない理由かな。

417 : 確率論.数理統計学

感染の法則 : ウイルス伝染から金融危機、ネットミームの拡散まで (草思社): 2021|書誌詳細|国立国会図書館サーチ