こないだ代々木上原OPRCTではソロライブだったけど,今回はバンド。
- とにかくBIGYUKIが演奏してて楽しそう。このメンバーでバンドとして演奏できていることが楽しい,そんな感じがひしひしと伝わってきた。
- ドラムのジャリスも楽しそう。ニコニコしながら叩いてた。存在感のあるドラミング。
- 肩書きではギタリストってことになってるランディーの器用さがとにかく目についた。ギターはとうぜん上手く弾くし,ブルースっぽい感じのメロディー弾くと特に印象的,でもギターを弾いていないところでもいろいろツマミをいじって演奏してて,こりゃBIGYUKIに重宝されるわけだわ,と思った。
- そのランディー,最近はオシャレに目覚めちゃったみたいな感じになってきてる感が…。サングラスはいいとして,けっこうな巨体なのにロングコートみたいなの着て演奏してて,暑くないのかな?
- 「あのアルバムのこの曲でーす」みたいな演奏はなくて,そういう意味でこれはやっぱりジャズなんだなと思った,っていうと月並みな感想かもしれないけれど,ひとつのフレーズが展開して拡散して発散して炸裂して……っていう。あれやっててめっちゃ気持ちいいんだろうな。
- 新しいアルバムをレコーディング中とのことで,新曲も披露してくれた。それがまたなんというか,単にメロディーに伴奏とリズムつけましたみたいなのではまったくなくて,3人の音が絡みあって炸裂しあってスパークしていく感じで,最高。
- 「炸裂」といえば,BIGYUKIは最初に聴いたときから「この人,死にそうにないのがいいな」と思った。「この人,生きづらいだろうな」って感じるアーティストっているけど,彼の場合はそんなことなくて,身を削るように作品を作るんじゃない,自分の中から音がほとばしるような,まさに炸裂する感じで音楽を作っているところがすごく好き。
- ライブで改めてそんなBIGYUKIを聴いていると,いや実は結構ディープでドープな音楽だよねっていう……BIGYUKIのイケてるルックスとあのポジティブなキャラクターがあるからなんとなくそういう感じで聴いちゃってるけど,実はかなり実験的だし前衛的でしょ(ってそんな面はソロライブの時に全面的に出されていたけれど)。
- Blue Note Placeでは初めてのオールスタンディングだったらしいけれど,ステージとの距離がめっちゃ近い! あの距離感で観れるの最高すぎる。
- そんなフロアの最前列の真ん中で,会社帰りのおじいちゃんみたいな人が,全身動かして音楽に乗ってた。なんならあの人あの場所でいちばん乗ってた人かも。最高。
- オレの前にいた黒いノースリーブワンピースの女性はスマホでライブ全部を録音してたっぽいけど,あれあとで聴きかえすのかな?