Dribs and Drabs

ランダムな読書歴に成り果てた

トビアス・J・モスコウィッツ『オタクの行動経済学者、スポーツの裏側を読み解く:今日も地元チームが勝つホントの理由』ダイヤモンド社

興味深い話はいくつかあるものの,

  • 話題はアメリカっぽいの(NFLとか)に偏りすぎで(それはしょうがないんだけど),
  • 固有名詞が多くてなんだか話についていけず,
  • さらに訳者(望月衛)の口調が合わない,

ということで,読み飛ばしてしまった。(望月衛の口調が合わないのは,竹内薫の口調が合わないのと似ている)

原書タイトルの「Scorecasting」はそのままだと日本人には意味不明なんだけど,だからといって「オタクの行動経済学者」もどうなのよ,と思うんだよね。訳者は

この日本語版でも,タイトルは二転三転したあげく,現在のかたちになった。具体的には,本のタイトルと各章のタイトル(のうち,元の章タイトルと異なるもの)は,原書どおりのタイトルでは内容がわからなくては売れないと判断した出版社の皆さんが作ったものだ。つまり,原書タイトルとまったく違っているのは,読者の皆さま(つまりあなたです)のための,出版社の皆さんの努力です。

って言ってるけど,うーん。あと,この引用した部分だけでも,この訳者の鼻持ちならない感じが十分に滲み出ているかもしれない。

それにさ,「訳者にイントロダクション」って要る?

780.13