いかにもビジネススクールで教える人が書いたっていう本。つまり,包括的で記述はしっかりしているが,面白くない。
原タイトルは『Bubbles and Crashes: The Boom and Bust of Technological Innovation』で,こっちの方がしっくりくるな。バブルの発生と崩壊の話で,テクノロジー分野にフォーカスしている。邦題の〈熱狂〉っていうのはシラーの本に引っぱられていないか? 〈生まれないのか〉の箇所がポイントで,バブルになりそうでならなかったテクノロジーにも焦点を当て分析しているのが,本書の特徴か。
337.9
テクノロジー・バブル : なぜ「熱狂」が生まれるのか〈生まれないのか〉? (日経BP): 2020|書誌詳細|国立国会図書館サーチ