Dribs and Drabs

ランダムな読書歴に成り果てた

小笠英志『多様体とは何か:空間と次元から学ぶ現代科学の基礎概念』講談社(ブルーバックス)

多様体とは何か 空間と次元から学ぶ現代科学の基礎概念 (ブルーバックス)作者:小笠英志講談社Amazon この著者近影を見た瞬間に嫌な予感がしたんだけど,数ページ読み進めてその予感が確信に変わった。その数ページの中で「言葉の綾ですのでお気になさらずに…

東京大学教養学部統計学教室『統計学入門』東京大学出版会(基礎統計学, 1)

統計学入門 (基礎統計学Ⅰ)東京大学出版会Amazon アクチュアリー試験1次試験の参考著書として指定されているこの本,東京大学出版会らしいソツのない構成で,王道の入門書である。 417 統計学入門 (東京大学出版会): 1991|書誌詳細|国立国会図書館サーチ

バーバラ・ミント『考える技術・書く技術 : 問題解決力を伸ばすピラミッド原則』ダイヤモンド社

考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則作者:バーバラ ミントダイヤモンド社Amazon この本の存在は知っていたけど,読むのは初めてかも。 「すらすら楽しく,時を忘れて読み進めた」という類の本では決してなくて,なぜなら,この本を読んだ…

やじまますみ『わっしょい:深川八幡水かけ祭り』ポプラ社

わっしょい: 深川八幡 水かけ祭り作者:やじま ますみポプラ社Amazon タイトル通り,深川八幡の水かけ祭りを描く絵本。丁寧に書き込まれた絵が印象的。文字数が多いので,子供に読んでとせがまれると,つらい。 726.6 わっしょい : 深川八幡水かけ祭り (ポプ…

菊池良和『吃音のことがよくわかる本』講談社

吃音のことがよくわかる本 (健康ライブラリーイラスト版)講談社Amazon 吃音の子供をもつ親には,この本が救いになると思う。子供とのコミュニケーションにおいて気を付ける点など具体的なアドバイスが豊富。 378.5 吃音のことがよくわかる本 : イラスト版 (…

菊池良和『吃音の世界』光文社(光文社新書)

吃音の世界 (光文社新書)作者:菊池良和光文社Amazon これはコンパクトながら本当にためになる本で,吃音の原因やらそれにまつわる誤解やらが丁寧に書かれていたり,あるいは吃音を持つ人が自らの吃音とどう向き合って/それに対処しているか,ということがよ…

長澤光晴『眠れなくなるほど面白い図解物理の話』日本文芸社

眠れなくなるほど面白い<図解>物理の話作者:長澤光晴日本文芸社Amazon コンビニで売ってあるような本なんだけどこれは割と侮れなくて,IH調理器が加熱するしくみとか,湿度が高いとなぜ不快に感じるのかとか,本当の身の回りの現象でかつ仕組みがよく分かっ…

研究社辞書編集部, トム・ガリー『研究社 英語の数量表現辞典』研究社

研究社 英語の数量表現辞典作者:研究社辞書編集部研究社Amazon 数字を扱う仕事をしててたまに困るのが「2の3乗」とか「AのBに対する割合」とかいうのを英語でいうときで,そういうのってそういえば学校英語ではちゃんと習った記憶がない(いや,覚えていない…

カフカ『変身』新潮社(新潮文庫)

変身 (新潮文庫)作者:フランツ・カフカ新潮社Amazon 国内線に乗る前に機内で読むものがないのに気づいて,空港内の本屋で買ったんだったっけな。過去に何度か読んでいるはずで,それでいて印象に残っていない,特に結末がどんなか覚えていないし,いま読み直…

金聖響, 玉木正之『ロマン派の交響曲 : 『未完成』から『悲愴』まで』講談社(講談社現代新書)

ロマン派の交響曲―『未完成』から『悲愴』まで (講談社現代新書)作者:金 聖響,玉木 正之講談社Amazon 読むと話としては面白いんだけど,実際に聴いてみるとやっぱりそうでもないという…。いや,ブラームスの4番とかは,この本のおかげで興味深く聴けたか。 …