Dribs and Drabs

ランダムな読書歴と音楽にまつわる備忘録

2024-08-04から1日間の記事一覧

W.S.モーム『世界の十大小説』岩波書店(岩波文庫)

池澤夏樹の本を本屋で目にしたとき,当然思い浮かべたのが,これ。この本自体は福田和也だったかの本で知ったような……。 この中に最初に紹介されてるのがトム・ジョーンズ『ヘンリー・フィールディング』だけど,それを読んでいるのを見た安藤さんが,「おま…

筒井功『日下を、なぜクサカと読むのか:地名と古代語』

日下を、なぜクサカと読むのか: 地名と古代語作者:筒井 功河出書房新社Amazon はじめに わたしは、大字(おおあざ、幕末から明治時代初めにかけての村の名だと考えてよい)でさえ、地名研究の資料としては広すぎることが珍しくないと思っている。 第一章「日…