どこでこの本の存在を知ったんだっけな?
ソフトコンピューティングとは,アルゴリズムできちんと記述されないと作動しない,融通の利かない従来型のコンピュータである「ハードコンピューティング」から脱却して,場合によっては人間のように多少は柔軟に,そして「良い加減に」対応できる能力をコンピュータで実現するために提案された用語である。
ということで,
本書ではソフトコンピューティングの工学的な基礎理論である遺伝的アルゴリズム,ファジイ,マルチエージェントシステム,発見的手法,フラクタル,ニューラルネットワークを解説し,さらに各応用分野である建築計画,建築構造,ロボット,航空宇宙,交通での最適化および適用例を紹介する。
とのこと。最初に〈建築〉が来るのが意外に思いましたが……。
219pで定価5500円。もっと分厚くして欧米の教科書のようにすればいいのに,本書はよくある感じ――業界誌への寄稿文の寄せ集めみたいな感じ――にとどまっている。分かっている人にはおさらいになるんだろうけど,分かってない人にはほとんど伝わらないという……。
ソフトコンピューティング : 工学的基礎および建築、ロボット、航空宇宙、交通への応用 (丸善出版): 2021|書誌詳細|国立国会図書館サーチ
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