科学者のミスコンダクト,データ捏造や他者の研究結果の剽窃は今に始まった話じゃなくて,プトレマイオスとかガリレイとかニュートンとかメンデルなんかでも似たような話は大なり小なりあったらしい.
誠実で「真理の探究者」と尊敬されている科学者による不正が後を絶たない。なぜ、彼らは不正行為に手を染めるのか? ガリレオ、ニュートンなど大科学者から詐欺師まがいの研究者まで、豊富な事例を通じて科学の本質に迫る。
もともとは1998年に化学同人から原書の全訳が出されて,その後ブルーバックス版が出て,しかしブルーバックスのが絶版になったので,この改訂版が出たようだ.
著者のひとり,ウイリアム・ブロードは『ニューヨーク・タイムズ』の花形の科学記者.他の著書も面白そうだ.
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