Dribs and Drabs

ランダムな読書歴に成り果てた

浅見雅男『皇族と天皇』筑摩書房(ちくま新書)

思ってた*1のと違ってたな(というか,そういうの立ち読みするときに確認しろって感じなんですが)。

あとがきにあるように「本書は明治以降の皇族の姿を事実に即してながめることを通じ,日本近現代の忘れられた一面をあきらかにしようとの意図のもとに書かれた」ということで,その試みは成功したんだと思うけど,一方で第一章で「皇族の国際結婚」が持ち出されるのは構成上どういう意味があるのかよく分からなかったし,「忘れられた一面」であるだけに前知識がないとなかなか興味をもって読み進めることも難しかった…。

*1:思っていたというか読みたかったのは,皇室や皇位継承に関する現代的な問題について