Dribs and Drabs

ランダムな読書歴に成り果てた

ロビン・ウィルソン『四色問題』新潮社(新潮文庫)

一松信の本*1と読み比べるために,読んでみた。そして,一松信の本より遥かに良い,という印象を得た(全体的に,一松信の本は「可もなく不可もなく」だし「よくまとまっている」けど,面白さはない)。

  • メビウスが幾何学の講義中に出した宿題「五人の王子の問題」が登場している。これが何か,一気に確信に迫るもののように思える。
  • オイラーの公式(F - E + V = 2)から帰結される数え上げの公式は美しい。
  • 竹内薫の「解説」,いらね(というか,僕は竹内薫の文体・口調とは相性が悪いようだ)。