Dribs and Drabs

ランダムな読書歴に成り果てた

ピーター・K.オースティン 編『世界言語百科:現用・危機・絶滅言語1000:ビジュアル版』柊風舎

この本によれば,いま世界では6900の言語が話されている。この本には,現存する/危機に瀕した/絶滅した1000の言語が紹介されている。

類書は知らないけれど,とにかく眺めているだけで楽しいし,言語というものの多様さに圧倒される。知らないことだらけ――たとえばベンガル語はインドの西ベンガル州とバングラデッシュ全域で話されているだけかのに話者が230百万人もいるとか。ヨーロッパは国の境と言語の境とが比較的対応しているのに対して,たとえばアフリカとかインドとかだとひとつの国の中に複数の言語がある,あるいはひとつの言語が複数の国で話されいてるとか。こういうのを眺めると,自分の知識や価値観というものがヨーロッパ偏重であることが改めて痛感できるのだ……。

それにしても定価13000円か。

世界言語百科 : 現用・危機・絶滅言語1000 : ビジュアル版 | NDLサーチ | 国立国会図書館

803.6